最近読んだおすすめなろう系小説
基本的に漫画化・書籍化したものをKindle unlimitedで読んで、良かったものについては原文をあたるというルートで作品にたどり着いている。なのでほとんどが既に一定の評価を受けている作品なのは許してほしい(誰に?)
主人公が女性なのばかり並べているが、男の痛々しいイキりは辛くて読めないというのと、ミギーのある言に従っているからである。面白かったらお布施の意味も込めてKindleで購入。そのためか最近のKindleのおすすめには女性向け作品(恋愛メイン)ばかり並んでいる。別に恋愛ものが好きというわけではないのだが・・・
1.ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~(おすすめ度★★★★★)
お菓子がなければケーキを食べればいいじゃない系のお姫様が反省してニューゲームするおはなし(反省したとは言っていない)。
反省?処刑される原因となった奴らから目をつけられないようにするってことね!と言わんばかりの内心なのに、傍から見ると「民草を思いやり難題をぱっと解決する叡智にあふれた女神」のように扱われるギャップが読んでいて楽しい。コントかな?
それと大きめの最終目的がちゃんと設定されているのがとてもよい。ようは革命をおこさせず自身が断頭台に送られないことが目的なのだが、それにはまず国をちゃんと正しい道へと導かないといけない。困難な道のりで一歩一歩着実に進めないといけないうえにチートなんてないので(未来知っている以外)結構ドラマとして面白いのである。
コミックスの絵も大変きれいなのでおすすめ。
(2018年8月開始)
https://ncode.syosetu.com/n8920ex/
2.アルバート家の令嬢は没落をご所望です(おすすめ度★★★★★)
悪役令嬢ものというのは基本的に悪役故の悪い結末をなんとか覆そうとするものであるが、この作品ではむしろ没落に向けて頑張るお嬢様が主人公である(タイトル回収)。むろん理由があるのだが、わりとしっかりした理由なので感心。
ここで私が言いたいことはただ一つ、「2部まで読もう!」だ。1部はわりと導入というかお約束というか、まあぶっちゃけタイトル詐・・・なのだが、2部からはすさまじいラブコメの波動を感じるようになる。そしてこのラブコメがまあたまらなく面白いのだ。1部でなんとなしにそういう展開を入れるのではなく、ちゃあんと一区切りつけてからラブコメしだすのは有能。
銀髪ドリルお嬢かわいい。
(2014年7月開始)
https://ncode.syosetu.com/n4499cf/
3.転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す(おすすめ度★★★★★)
タイトル通りなのだが隠す気ないでしょ主人公、という感じのおはなし。まあそれも含めて面白いのだが。チート主人公もの。
よくあるチート主人公ものと同様に、基本は行く先々でチート能力を生かして解決するというのがストーリーラインとなる。しかし特徴的なのは、生じる問題を解決する中で他のキャラクターたちに視点が移り、内面がどんどんと掘り下げられていく展開で、これにより他のキャラクターたちが魅力的になるし、主人公への称賛にも説得力がでてくる。他キャラクターを掘り下げるなろう系を知らないのもあって新鮮(あったらコメントでおしえてね)。
漫画版のフィーアさま絶壁なの助かる。
(2019年1月開始)
https://ncode.syosetu.com/n7673ff/
4.くま クマ 熊 ベアー(おすすめ度★★★★☆)
熊(かわいい)の外見したチート装備もらって無双するおはなし。今アニメやってるね。
行く先で問題発生→「くまぁ!?」→チートで解決→感謝される以下ループというまあよくある若年層版水戸黄門みたいな作風なのだが、やたらと原作が長く続いている。延々と美少女による無双がみたい心境のとき(スライド作りに飽きたときとか)にはおすすめ。
かわいけりゃなんでもいいんだよ!
(2014年10月開始)
https://ncode.syosetu.com/n4185ci/
5.私、能力は平均値でって言ったよね!(おすすめ度★★★☆☆)
平均値とは普通という意味ではないことを逆手に取った設定が秀逸な作品。逆に言うとそれ以外は別に・・・。その設定も序盤で大盤振る舞いしてしまったため、残りはただの冒険譚になっている気がする(全部読んでいるわけではい)。設定はよかった。
(2016年1月開始)
https://ncode.syosetu.com/n6475db/
(2016年1月開始)
6.ジェノサイド・オンライン 極悪令嬢のプレイ日記(おすすめ度★★★☆☆)
サイコパスお嬢様がオンラインゲームでプレイヤーやらNPCを片っ端から惨殺していくおはなし。首がとびまくる。
現実だと人殺しは色々問題あるけどオンラインゲームでならしがらみもないし法にも触れないしで最高ねという思想を主人公がもつのはめずらしいと思う。優しいおじさん、女子供問わず平然と殺戮していくサイコパス挙動は個人的にわりと爽快だったが、胸糞悪いと思う人には当然ながら向かない。
(2018年1月開始)
https://ncode.syosetu.com/n7796fc/
7.つい、好奇心に負けてしまって悪役令嬢を目指すことにしたものの(おすすめ度★★★☆☆)
前述のアルバート家~と同様の悪役令嬢をあえて目指ちゃう作品。こちらの場合は母の言葉と興味本位によるもの。ちなみに母親も転生者。
なろう系における転生って単なる話の導入としてのみ使われることが多いけども、この作品ではもう少し踏み込んだ使い方をしている。詳しくはネタバレになるので言えないが・・・
(2017年12月開始)
http://ncode.syosetu.com/n9128el/
8.とにかく妹が欲しい最強の吸血姫は無自覚ご奉仕中!(おすすめ度★★★☆☆)
妹(眷属)が欲しい吸血鬼の末姫が1000年の眠りから覚めて人里に妹探しに出向くというもの。チート人外系。
吸血鬼ものは何が良いかっていうと定命の者と価値観が異なるのが良い。それがドラマになるからね。そしてこの作品の場合、それがさらになろう系特有の「俺なんかやっちゃいました?(笑)」臭を和らげてくれているように思う。
リスティアちゃんマジ天使。
(2017年9月開始)
https://ncode.syosetu.com/n9188eg/
おわりに
見出しとamazonのリンク貼っ付ければ案外見れる文になるもんだなあ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?