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-A-起承転結 まとめ読み

~まとめてみました~

過ぎた日々思い出す夏キミの微笑み
南風キミをいずこへ連れて行く
光る海入道雲の涙雨
一緒だと誓った夏は思い出か?

今年もまた来た入道雲の空。
2人でよく立ち寄った道の駅。
見覚えのある車と
忘れるはずも無い君の姿。
相変わらず
ソフトクリームが良く似合う。
君が独りでテラスに座って居る。
僕も君の微笑み見たさに
隣に座る事は許されるかな。

この暑さからでは無い鼓動に合わせて額から滴る汗。
「久し振り」
そう言って君の隣に座る僕。

無言でソフトクリームを食べ終えた君は
「何で私達、別々に歩いてるんだっけ?」
そう口を開いた。

神様、これはお互い変わってしまった携帯番号を聞く所から始める2度目の恋の合図でしょうか。

恋の始まりはあっという間だった。
LINEの交換をした所で僕の車のバッテリーが上がって居る事に気付いた。
僕等は大笑いをしてJAFを呼び、道の駅に車を置かせて貰った。

彼女の車を久し振りに運転しながらとめどもなく会話が弾み続けた。

夕暮れも過ぎ一番星が輝いていた。

僕は彼女の手を握りながら目を見つめ
「月が綺麗ですね」そう伝えた。
彼女はニヤッとして
「もう離さないで下さいね」そう言った。

こうして僕等の愛ある日々が幕を開けた。
僕等が離れる事はもう二度と無い。
-[完]-

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