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批判的思考を身につける

今日の講義では、これからの社会を生きる子どもたちにとって必要な力について考えました。自律できる力、自己実現できる力、未知なる課題を解決できる力、粘り強くやりぬく力、自己調整力、諦めない力、対話力…

いろいろな考えが出ました。その中で、現職院生の一人が、「考えるくせをつけること」と言っていました。「確かに、考えるって大事だよな〜」そう思っていたときに、ふと、「でも考えるくせをつけるために、何もかも考えればいいというわけではないよな」と思いました。

考えることがくせになるくらい、当たり前になるくらいにするために必要なこと、みなさんは何だと思いますか?

私は…

問いを持つくせをつけることだと思います。疑問を見つけるスキルを身につけることだと思います。

昨日長女にふと「お母さん、何でさ、全国っていうと思う?と聞かれました。「全都道府県でよくない?なんでわざわざ全国なの?国は1つしかないのに、全部の国って変だよね?」

「じゃあさ、二人でまずは予想してみない?」

そう話して、それぞれの予想を出し合いました。どちらの予想も間違っていましたが…笑

疑問を見つけるには、テクニックがいります。何気に過ごしていても、疑問なんて見つけられないのです。「問いをもつ」は、実はかなり高度なスキルなのです。

だから問いを見つけられないからって、「何で見つけられないの?」なんって子どもたちにいうのは御法度です。

大人の私たちでも、日常生活で問いを見つけることは難しいですよね…

問いを見つけることは、批判的思考(クリティカルシンキング)につながると感じています。

私たちのように頭が固くなってしまった大人は、いろいろな本を読んで、意識的に問いを見つける訓練をしなくてはいけないと思います。「あれ?どういうこと?本当にそうなの?」と本で言われていることを、疑ってみるくせをつけることが大切かもしれません。それが、批判的思考を養う第1歩になると思います。

ちなみにみなさんは、批判的思考をすでにもっています。なぜなら、批判的思考の中には、自分を振り返ることも入るからです。

詳しくは、批判的思考の第一人者の道田先生の著書をご覧ください。

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