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トロントのキャラクター的存在とは?

トロントのお土産屋さんに売っているTシャツやポストカードのデザインとして登場する動物。なんの動物だと思いますか?

そう!アライグマです。

トロントとアライグマってあんまり結びつかないかもしれません。だって一応トロントと言えばカナダの中でも大きな都市ですし、そんな所にアライグマなんているの?って思う方もいるのではないでしょうか?

でも、これがいっぱいいるんです。(声を大にして言いたい!いっぱいいます!)

これだけよく見かけるのだから、トロントのキャラクター的存在と言ってもいいのではと、個人的には思ってます。

Torontoライフの一コマをエッセイ風に語るToronto Moments。今回は今日のnote記事の主役、アライグマがテーマです。


みんなに大人気なのかというと、、、

全体的にグレーの毛色に目のまわりが黒く目尻が下がったような、なんとも愛嬌のある顔つき。年代的にわからない人がいるかもしれないけど、某アニメのキャラクター「ラス○ル」のイメージ同様とっても可愛い顔をしています。

なので愛されていそうな感じもしますが、実はここトロントではアライグマを好きではない住民が多くいるんです。理由は彼らがゴミ荒らしの名人だから。なので、冒頭でお話ししたTシャツやポストカードのデザインとして、ゴミ箱の中から顔を覗かせるアライグマがデザインされていることもあります。

ゴミの日になるとお母さん・お父さんアライグマを先頭に、小さな子供アライグマたち何匹もぞろぞろ列をなして歩いている様子を見かけたりします。想像しただけで可愛いでしょ、、、でもやってくれることはぜんぜん可愛くないんです。ゴミ箱の中に入り込んだり、たまにゴミ箱ごとひっくり返しちゃうこともあって、そんな時は次の日の朝から掃除が待ってます。

以前トロントのゴミの日についてお話ししたことがあります。まさにこのゴミ箱目当てに、飲み屋のハシゴならぬゴミ箱のハシゴをしにやってくるというわけです。


看板娘?ならぬ看板アライグマ

トロントにはアライグマがお店のロゴマークになっているクラフトビール店があり、その名もBandit Brewery。Banditには「どろぼう」みたいな意味があります。ゴミ荒らしというと聞こえが悪いけど、そこにユーモアーをプラスしたらゴミを盗みにくるアライグマ、、、そんなイメージでしょうか。ビールのパッケージにももちろんアライグマがたくさん登場しますよ。


今は缶が主流なんですが、何年か前は瓶ビールも作っていて、蓋にもアライグマついてました


我が家にもたまに遊びにくるよ

我が家の庭に木が生えていて涼しいからなのか、特に夏の時期になると家族総出でアライグマが昼寝にやってきます。ただ我が家にいる犬、グラは超気に食わないらしい、、、見つけると、すごーく怒ります。(激怒している彼を見ながら、こんな丈夫なドアあるから大丈夫だって、、、と思いつつ見てるけど、笑、彼的には何か守りたいものがあるんですかね?)

* グラとは我が家にいる犬、ミニバーニードゥードルです(Bernedoodle: バーニーズマウンテンかドックとプードルのミックス)

この日もお昼寝にやってきたようで、音が出てませんけどガラス越しに「うーーー」って怒っているグラです。


少し前にやってきた時の写真ですが、無茶苦茶熟睡してるじゃん。周りの家には犬がいっぱい住んでいるし、他の野生動物もいたりするのに大丈夫なのか?見ているこっちの方が心配になります。アライグマからの学び=このマイペースさをぜひ見習いたい。

目線を感じるなーと思ったら、ダイニング脇のドアから家の中を覗かれていました。この後、グラはドアに向かって突進。アライグマ的には「あれ?ここの家って面白い動物がいるんだー」くらいのテンションで、ぜーんぜん気にしていない様子。しばらくガラス越しにグラの顔を眺めておりました。

我が家のちょうどお隣に物置がおいてあり、修理中だったのか屋根のところにビニールのカバーがかけられていました。まさに寝袋状態。このビニールの下に潜り込み昼寝をし、ちょうどお目覚め+ストレッチしている1枚です。ビニール部分がモゾモゾ動き出して、まさかそんなところにアライグマがいるとは思っていなかった私。「え?!」っと二度見しました。

まあそんな感じでトロントでは愛らしい憎まれ役というと、このアライグマかなーと思っています。ぜひトロントにいらした際は、普通にアライグマたちがその辺を散歩していることもあるので、、、遠目に丸っとした猫だなと思ったら、よーく目を凝らして見てみてね。


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