沖縄県産素材を使用した左官仕上げ
こんにちは!sho-maです
いきなりですが皆さんはアグー豚や、マンゴー、さんぴん茶など、沖縄県産の物をどう思いますか?
なんとなくいいなぁと思ったり、どこか安心できたりしませんか?
また、県産品に魅力を感じ、少し高くても買って地元企業を応援したくなりますよね
僕も積極的に県産の物から買うようにしてます
そこで今回は、そんな魅力ある沖縄県産の素材を使用した左官仕上げを紹介します!(ぜひ応援してください)
いろいろあるので最後まで見てってください
沖縄県産素材を使用した左官仕上げ
・ムチ漆喰
まずはムチ漆喰です。これは知っている人が多いと思いますが
主に赤瓦の屋根漆喰として使われます。そしてもちろん壁にも塗れます!
壁をムチ漆喰で仕上げた時の写真です
特徴として、塗った直後は少し黄色っぽいです。それはムチ漆喰に入っているワラの成分で黄色っぽくなっていて、紫外線に反応して少しずつ白色に変化していきます。
なので、色の経年変化をみられる面白い材料です
・沖縄の土壁
こちらは沖縄の土を使った壁の仕上げです
写真は、沖縄の本部町という所のレストランで仕上げた土壁ですが、使っている土は本部町で採れた土を使っています。
その土も、建物を造るときに掘った土を取っておいて、乾かして、細かく砕き、ふるいにかけて、石などを取り除いた細かい土だけにします。
その土に砂やワラなんかを混ぜて塗っていきます。その時に砂と藁の量を変えると表情も変わって、難しいけど面白い仕上げです。
また、地域によって土の色は様々で、その場所だけの仕上げができるのも土の面白いところです。
・琉球石灰岩を使った仕上げ
写真は琉球石灰岩を使った掻き落とし仕上げです
琉球石灰岩というものはよく石のまま積まれていたり、切って加工されて使われています。
そんな加工などで出た切りくず、本来なら捨てられる琉球石灰岩の粉を左官の骨材として使用し、掻き落とし、研ぎ出し、または漆喰なんかにもいれて仕上げています。
琉球石灰岩の特徴として一番はその色がいいです
写真でもわかる通り、少し黄色がかって沖縄らしく、とてもいい雰囲気を出してくれます。
・レキオライム(漆喰)
こちらは沖縄の素材を使ったオリジナルの漆喰(レキオライム)です
漆喰の元となる消石灰に骨材として琉球石灰岩を入れ(琉球石灰岩だけのやつがコーラル)、そこに沖縄の土(赤土、クチャ、黄土)で色付けした、100%自然素材の漆喰です。
これは現代の家づくりに合うように作られた漆喰で、ザラッとした表情で艶もなく、模様もつけながら仕上げます。
自然の色付けなので、目にも優しく、調湿、消臭など漆喰の効果もあり、とてもおすすめする仕上げです。
・月桃スサ、本部石灰岩などその他県産素材
月桃スサとは沖縄のムーチーを包む葉っぱなどから採れる繊維で、レキオライム(上記の漆喰)などに入れると効果が抜群です。
効果というのも、月桃には強い抗菌効果があり、防虫、防カビ、消臭効果などがあります。そんな月桃スサを漆喰に入れるとめちゃくちゃおすすめで、クローゼットやトイレなどにおいが気になるところに塗るととってもいいです
本部石灰岩とは、本部で採れる石灰岩のことで、これも骨材として使用して、洗い出しや研ぎ出しなどの左官仕上げで使っています。
このように左官とは地場の自然の物を使って建築していくものなので、県産素材を使っていろんな左官仕上げができます。
沖縄にはたくさんいいものがあるので、左官と組み合わせることでとまだまだ面白い仕上げができると思ってます。
こんな県産素材推しの左官屋さんをよろしくお願いします!
ありがとうございました。