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インプラント治療に欠かせないもの

皆様、こんにちは
医療法人大川歯科医院理事長大川孝平です。当院では、高度な再生医療を応用してインプラント治療を行っています。

今回のお話は、いつも私がインプラント治療で必ず使用している機器をご紹介します。

まず、インプラントについて簡単にお話ししますね。

インプラント治療とは、体の中に人工的な何かを治療として埋め込むことを指します。
ですから、骨折の時に骨同士を繋げるためにネジを用いる治療もインプラント治療なんです。

歯科においては、口腔内インプラント治療に分類されますしインプラントのネジのことを『人工歯根』という名称で呼んでいます。

一般的には、わかりやすいインプラント治療という説明が使われますね。

インプラント治療は、歯がなくなってしまった場所に新たに第3の歯として再生することができる画期的な治療法として数十年前に開発されました。

今では、多くの歯を失った方がインプラント治療の恩恵を受けしっかり噛める状態を再現することが可能になりましたね。

しかし、インプラント治療は良いことばかりでなくデメリットも多く存在します。
これからインプラント治療を検討される方は、しっかりとかかりつけの先生からお話を聞くべきだと思います。

そして、ご自身で納得した上でインプラント治療を選択された方が良いです。

ちなみに私のクリニックでは、インプラント治療をご希望される方におよそ1時間〜2時間くらいのお時間をいただいてカウンセリングを必ず行います。

もはや、ちょっとしたインプラントの講義みたいな感じですね。

そのくらいお話しさせていただかないと、インプラント治療の本質をご理解いただくのは難しいと考えています。

前置きが長くなってしまい申し訳ありません。

早速、機器の紹介をしますね。
この機器はインプラントが、骨とどのくらい強くついているかを調べることができます。

インプラントが骨とどのくらいついているかを表す指標が『ISQ』という数値です。

従来の治療法では、インプラントを埋めてから一定期間を待ってレントゲンを確認したりインプラント体にねじ止めした金属のフタを叩いた音で判断したりという方法です。

これらの方法は、客観的な判断をするには物足りません。

この機器で、『ISQ』という数値を計測することで客観的にインプラント体が骨とくっついているもしくは、あんまりくっついてないということが判断できます。

私の場合、インプラント体(ネジ)を骨に埋める手術の時とインプラント体を口腔内と繋げる手術の時に必ず用います。

ISQ40以下ですと、ちょっとまだくっつきが甘いので少しそっとしておこうとか、

ISQ80以上出てるから、インプラント体は早くも十分に骨とくっついているな

というふうにかなり精度の高い判定ができます。

患者様にとっては、歯が入るまでの期間が思ったより短くできることがあったりします。(骨の再生には個人差がある為です)

他にもいろんな機器を私たちは治療で使用しています。
またご紹介しますね。


厚生労働省 高度再生医療認定期間
厚生労働省 ボトックス治療認定共同研究機関
『噛める喜び、創ります。』
医療法人 大川歯科医院
理事長 大川孝平

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