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夜を束ねて(続きは書籍にて)

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石を置く男と遭遇した僕は自身の短命を悟り、素敵なガールフレンドと顔を合わせることにした。 しかし彼女は冷蔵庫に潜んでいた作業服の男によって、どこかへ連れ去られてしまう。 支配…
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石を置く男【夜を束ねて#1】

石を置く男【夜を束ねて#1】

1 石を置く男

ノックの音で午睡から目覚め、扉を開く。すると石を持つ男が立っていた。石は直径十センチ程。河岸で拾ってきたのか、角がなくつるつるとしていた。少し青みがかっている。

没個性的な石とは対象的に男は奇抜であった。まだ八月下旬だというのに、厚手の黒いコートを着ている。更に灰色の手袋とマフラーを身につけ、黒い円柱系のカミラフカを冠っていた。

目深に被った帽子の影が幕となって人中まで下りて

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夜を束ねて【書籍出版報告】

夜を束ねて【書籍出版報告】

2020年10月28日著書「夜を束ねて」がつむぎ書房様より出版されます。

以下は簡単なあらすじです。

【夜を束ねて】

石を置く男と遭遇した僕は自らの短命を悟り、ガールフレンドと顔を合わせる事にした。

しかし彼女は自室冷蔵庫に潜んでいた作業服の男によって、雪で覆われた不毛の大地へと連れ去られてしまう。

支配と滅びについての物語。

【三色の水溜り】

公園に奇妙な水溜りができたらしい。話に

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