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【第2回/全3回】前職から丸安ブログを読んでいた若名さん!?

2024年5月21日(火)〜24(金)の4日間、表参道で展示会を開催しました。今回は会社の組織変更後(素材部と製品部が合体しました)初の展示会。その様子を、展示会にも参加した入社1年目ニューフェイスの若名詩織さんにインタビューしました。

▶前回の記事はこちら



社長:
若名さんは、前職でどんなことをしていたのか聞かせてくれる?

若名:
アパレル会社でデザインを任せていただいて、製品作りを担っていました。もともとはデザインが好きでこの世界に入ったのですが、デザイナーをやりたかったわけではないんです。
お客様の叶えたいものを実現する、ということに面白さを感じていました。

6年半アパレル会社でデザイナーをしていた若名さん


社長:
その頃は、丸安毛糸のことは知っていた?

若名:
はい。もともとニットの専門知識がないので、ニットを扱う時は、丸安毛糸のブログを参考にしていました。

社長:
うちのブログが役に立っていたんだ!(笑)

若名:
工場さんにどう伝えたらいいか、とか、ニットのことで悩んで検索をかけると、いつも丸安毛糸のブログが出てきて助けられて、もう本当にお世話になりました(笑)

社長:
前職時代に、取引があったわけではないんだよね?

若名:
はい。私が一方的に知っていて勉強させていただいただけです。

その後、転職活動をしている中で丸安毛糸からお声がけをいただき、あ!あの丸安毛糸だ!ぜひ入りたい!と思って、入社しました。

ブログを褒められてすごく嬉しい

社長:
入社が決まってからこれまでの間で、丸安毛糸で印象的なことがあったら教えてくれますか?

若名:
会社の屋上で「糸をろ過して紙を作る」という実験をしていて。
毛糸の会社ですから、紙を糸にするのならまだわかるのですが、糸を紙にする、という発想にびっくりしました。
え、何しているの?って。

社長:
あのときは、僕も屋上に呼ばれて見に行ったんだけど。
カメラ持ってきてください!とか言われて、何をしているんだろうと思いながら。
いろいろなウールを混ぜて乾燥させて紙にしていて、みんなすごく楽しそうだった。

若名:
やったことないけどこれ面白そう!ということをできる空気感や、新しいアイディアにみんなで取り組むことが素敵な会社だな、と思いました。

社長:
あのときできたものをイタリアの展示会『Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)』に持って行って展示したんだよね。
イタリア語と英語で説明を書いて貼っていたら、結構みんな立ち止まって読んでくれて。

若名:
皆さん興味を持って読んでくれたみたいですね。

社員みんなで「とにかく一回やってみよう!」という雰囲気になれるのがとても楽しいと、今も感じています。


社長:
入社して間もないけど、すでに色んなところに出張に行っているんだよね?

若名:
はい。前職では出張に行けなかったのですが、今は国内外たくさんのところに行かせていただき、本当にありがたいです。
工場を目の当たりにしてお話すると、文化や熱量を直接知ることができて、もっと頑張ろう!という気持ちになります。

社長:
つい最近は中国に出張に行ったんだよね。

若名:
はい。実際に中国の工場を見られたので、とても勉強になりました。
工場のシステムがどんどん進化していて、たくさんの可能性を感じました。

社長:
中国はすごいよね。
エネルギーも思考も日本と全然違うから、こちらもモチベーションが上がる。

若名:
「できますか?」と相談すると、絶対に「できる」と言ってくれるので、かっこいいなぁと思いました。

社長:
来週から、イタリアの展示会『Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)』があるんだけど、若名さんが企画したこの茶色のコートも出展するんだよね。

イタリアで展示するコレクション
若名さんが企画したコート
MONTELUCE(モンテルーチェ)のブランドロゴのタグが付いています

若名:
そうなんです。
軽くて張りが出るような仕上がりになっています。

社長:
これかっこいいよね。
メンズがあったら僕も着たいなあ。黒も欲しい!

若名:
ありがとうございます。
これは編んだものを生地にしてから、裁断縫製しています。
こういう使い方をしてもニットって面白く仕上がるので、可能性が広がることを知っていただきたいと思います。

軽くて暖かくて、サラッと着られます



社長:
表参道の展示会は、若名さんのデビュー戦という感じだったと思うけれども、社内から、今までの展示会との違いや感想は聞く?

若名:
やはり、素材と製品のチームが一緒に取りくんだことは大きかったと思います。
さらに編地チームとテーマチーム、合計4つのチームが連携したので、統一感も出たし、皆さんもやりやすかったとおっしゃっていました。

社長:
今まではサンプルも、素材と製品で別々に作っていたからね。
統一感も出にくかった。
今回はひとつのテーマに対して、チームみんなでごっちゃになって取り組むことで、統一感が出たと。

若名:
お客様に買ってもらうための展示会なので、たくさんの情報量を納得感を持って与えられたことが一番だったと感じました。


(第3回では、若名さんから見た丸安毛糸の感想や、将来の夢をお聞きします)



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