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Vtuberというものへの淡い憧れと自身への考察

2020/4/22
(書きながら恥ずかしくなってるので消すかも)

・Vtuberを知った

今年に入ってからVtuberというものを知った。
正確には知っていたが定期的に見続けるようになった。

Vtuberというものは前々から知ってはいた。
「キズナアイ」という名前は知っていたし、それから「電脳少女シロ」というのもを知っていて
たまにyoutubeのオススメに出て来れば見ることもあった。

が、そこまで頻繁ではなく、日本に帰ってきてからは
ゲーム実況の「ガッチマン」や中国人の友達に勧められて見始めてた「レトルト」を見ることはあった。

最初にVtuberに大きく興味を持ったのは上記に書いた「キズナアイ」や「電脳少女シロ」ではなく
「東雲めぐ」というキャラクターが出始めたことだ。
と言っても二、三度動画を見たが継続はしていない。

私が興味を持ったのはそのクオリティと投げ銭制度だった。
知ったきっかけはツイッターのニュースだったと思う。
ShowroomというサービスからVtuberが出る。とそれだけ。

当時はVtuberに対してあまり好意的ではなかった。
美少女キャラが喋っている動画を見ているおっさん(私)が率直に気持ち悪いと思えた。
(家族は美少女アニメ朝から見てるのに・・・)


ただ、その「東雲めぐ」というのを見て感動したのは
ヌルヌル動くそのキャラクターとチャットを通してリアルタイムコミュニケーションが取れること。

それは衝撃だった。
まさに2.5次元という言葉が相応しかった。
現在は知らないが、ちょうどアニメなどを舞台にする「2.5次元ミュージカル」が流行りだした頃か、更に後だったか。記憶では2014年ごろには2.5次元ミュージカルが流行り始めていた。(飛び込み営業をした記憶があるので。)

とにかく、ミュージカルのキャラクターを落とし込んだ「人」ではなく、
バーチャル状態のままコミュニケーションが取れることはまさに未来だと思った。
今までのメディアにはない発信側とのリアルタイムコミュニケーション。

もう一つは投げ銭制度。
投げ銭というものができることへの驚きもあった。
当時、show roomでは投げ銭をするとその額に応じて「別のもの」が画面内に現れた。
例えば1,000円を払えばタコのぬいぐるみのようなもの。5,000円払えば東京タワーの模型のようなもの。
(youtubeのスパチャという機能を知ったのは最近なので実はこの頃から普通だったのかもしれない)

驚いたのはこれがリアルタイムでキャラクターのもとに現れることで
まるで彼女や誕生日にプレゼントを渡したかのような
自身もその瞬間に立ち会っていること。参加型ということ。

しかもプレゼントを送るのに選ぶというストレスがない。
そしてプレゼントをあげるという「大切なイベント」ではなく、
ガチャガチャを回すような「気楽な行動」として感じられることでハードルが低い。

更にリスナーが多人数で行うことで「タコだらけにする」「トーキョータワーを積み上げる」という
リスナーと発信者がいっしょになった「遊び」ができるようになったこと。
このことでついつい「楽しくて」「楽しませたくて」投げ銭をしてしまうのだろう。


私は投げてないけど・・・

とまぁ、これが私の中で「Vtuber」を大きく印象付けている。


・なんで見るようになったのか

時は戻って今現在。(2020/4/21)私は先に挙げたような「ゲーム実況者」を見ていたが、
先月から「Vtuber」というものをよく見るようになった。きっかけは

・でびでび・でびる(にじさんじ)
・切り抜きと呼ばれる動画


の二つである。

3月に入り、コロナウイルスの影響で外出自粛が叫ばれ始めた頃、
youtubeのオススメに出てきたのがこの「でびでび・でびる」である。

と言っても私が目にしたのは公式の動画ではなく「切り抜き」という一般視聴者が
公式の配信した動画を編集、一つの動画にまとめたものだった。


過去、ニコニコ動画でこの「切り抜き」がMADと呼ばれ流行った時期があった。
私もその頃はこのMADが面白くてゲラゲラ笑って見ていた。
が、このMADは許可なく公式動画などを使用することが多く、
配信元によって削除されることが多かった。
私もMADが消され始めてからはニコニコ動画を見ることはほとんどなくなった。


私が驚いたことはこの「切り抜き」が許可されているということ。
にじさんじ所属のグウェル・オス・ガール氏曰く
「私が素晴らしいと思ったのはにじさんじの公式が二次創作を許可したこと」
と語っていた。(二次創作はこの切り抜きや同人誌と呼ばれる書籍などのこと)

彼の説明は大変わかりやすく、
この二次創作を許可することによって、無料で勝手に広告を行ってくれる。とのこと
私も確かに。と思った

まぁ、これも切り抜きで見たんだけど・・・

私がでびでび・でびるを知ったのもファンの方が作った
「でび様のキレッキレツッコミ集」だったと思う。たしか。「酒コアラ発言集」だったかも。

見てみようと思った理由はこのキャラクターが
他とは違い、美少女、美少年ではなく、動物のような愛らしさが強い見た目であったから。
悪魔という設定だがリスナーや配信者仲間からは「でび様」「コアラ」ないしは「酒コアラ」と呼ばれている。

また、声も特徴的でポケモンのニャース役で有名な犬山さんや
ピカチュウ役の大谷さんのような親しみやすさがある。

あと、シンプルに口が悪い。


この出来事からこのでびるというキャラクターや一緒に配信しているその他配信者なども見るようになり、
社築(やしろきずく)というキャラが行っているいわゆる「でび虐」というものが大変好きになった。
(でび虐はゲーム等の勝負でこのでびるに勝ち、煽ること)
これも普段から悪態をつく、でびるのキャラクターがあるからより一層楽しく思える。


また、定期的に多人数での大会や配信を行っており、
先日行われていた麻雀大会では笑いあり、興奮ありの名勝負が繰り広げられ、
とても酒が進んだ。

これを見てわかったことだが、
リスナーはこの配信者たちとやり取りをしながら彼ら彼女らが
成長をしていく様、配信者同士の身内ネタを見るのが楽しく、愛着のわくのだと理解した。

それは今まで私が見てきた「Vtuber」創世記のキャラと異なり、
一方的ではなく、「会いに行けるアイドル」というか「直接やり取りのできるアイドル」というイメージなのだろうか。

あとわかったことは人数がすでにかなり多く、私には所属や違いが識別できない。
まさにテレビ等で言われる「アイドル戦国時代」に近い。
ぱっと見でわかるのは大手のホロライブという事務所のキャラはヌルヌル動くということ。


・私のオススメ動画

このコロナショックの影響で私のVtuberの依存度が上がっている。
オススメ欄にも3分の1くらいはこのVtuberが占めている。

その他個人的に面白いと感じているのは「ころな」という配信者。
面白いのはキャラクラーの配信があること。中の人の配信があること。
ゲーム実況、そして心理学に関する配信も行うという
他とは違う多方面の配信であること。

Vtuberと紹介はしたが私としては「メンタリストのDAIGOさん」や「youtube大学の中田敦彦さん」に近い
カテゴリーだと思っている。

また、Vtuber配信者ではないが
・ぽんちえ劇場
・ゲーム散歩
・のばまん
・ドクターキャピタル
・よいふうけい

などがオススメであるが、かなり好みは分かれると思う。


・「淡い憧れ」とは

とまぁ長く書いたのだが、
先も書いたように依存度が高くなったことでふと
「VTuberっていいな」と「将来の夢はユーチューバーキッズ」のような思考を持ってしまった。
29歳にもなって何を考えているのかと自分でも思った。

ただ、なんでそう思ってしまったのか。なぜ無理なのか。を考えた。
なぜ無理なのか。理由はたくさんあるが大きく3つ

・スキル
・機材
・声、キャラクター性

まずはスキル。これは現在、私自身PCやこの配信者に必要なスキルを持っていない。
そもそも何を配信するのかなんてこれっぽっちも考えていない。

機材、金を出せばなんとかなる。が3日で放り出しそう。

声、キャラクター。上記よりも圧倒的な敗因である。
当たり前だが、どの配信者も声がいい。声優志望だったり、するのだろうか。

これに関してはどうしようもない。
何よりキャラクターを演じること、リスナーを楽しませる会話を行うことが不可である。

ただ恥部を晒したついでにいうならば是非、新規キャラは男性後輩キャラ(やしろきずく氏のような社会人キャラ)で始まり、物腰低めからのでび虐。そして徐々に闇落ちしてほしい。


・「自身への考察」

なぜそう思ってしまったのか。「私は目立ちたいのか?」と思った。否。
絶対に目立ちたくない。Vtuberでなくてもyoutuberでさえ嫌である。
顔なんて出したくない。人前に立ちたくない。
最近は周囲でもyoutuberが増えており、絶対顔出さないマンである私は凄いと感心するばかりである。

では何で?
と思ったが多分一番の理由は「誰かと一緒にゲームがしたい」なんだと思う。

小学生の頃、みんなで集まってやったスマブラ。
なぜか負けると友達のお兄ちゃんから仮面ライダー龍騎の武器で殴られたスマブラ。
勝つと唐揚げがもらえたスマブラ。

それは日常の一コマだったけど楽しかった。
高校に上がり、誰かとゲームをすることは減り、大学に入ってほぼゲームをすることも買うこともなくなった。

理由は「コミュニケーション」という圧倒的な能力が不足していた私は必要ゲームをやめ、
たくさんの人に会い、会話をする必要があった。それを行った。
少し。人前でも緊張しなくなった。
それでも生まれ持ったコミュ力の差はアフリカ系人種の圧倒的運動神経のように超えられない。

そんな不完全なコミュ力人である。

そのために捨てたゲームであったが、環境は大きく変わった。
私が触れない間に家庭用ゲームのネット対戦なども一般化し、
上記のような配信者が増え、さらにプレイヤーが増え、
仲間で同じ場所で集まらなくても、知らない人同士でも、同時に遊べるようになった。
なっていた。

特に任天堂switchなどは人気シリーズのポケモン、どうぶつの森などをだし、
コアゲーマーだけではなく、今までゲームをしなかった層にも一般普及させていった。

ゲームをやりたい。もともと好きだし。でもゲームをやり出したらやり続けてしまうし、
何よりも社会とのつながりを絶ってしまう気がしていた。

そんな時に見つけてしまったVtuberという配信者。
私はそれになりたいのではなく、その環境が羨ましいのだとわかった。

仲間と一緒にゲームをし、知らない人とも共有をし、
楽しさを「分かち合う」。

身内ネタも公開してるからこそ、玄人リスナー向けのネタになる。
俗に言う「クソザコプレイ」も一人ではただの失敗、リスナーが見れば面白プレイに昇華される。

そんな環境がうらやましく思えたのだ。

私はどうだろうか。昨今のような対面接触の禁止を掲げられた場合、
誰か声をかけてくれるのだろうか。ゲームだけではなく、何かしらの。

それはひとえに自身への「ファン」「友達」もっと言うなら
「価値」を問われているように感じた。

それも私が単にかまってちゃんだからなのだろうか。

私もみんなでゲームをやりたい。修学旅行のような。
追体験を。楽しさの分かち合いを。



まぁ、ゲーム機持ってないんだけど。

長々書きましたが、
機会があれば、是非見てみてはいかがでしょうか。
またVtuberの方々のこれからを楽しみにしております。
昨今の暗いニュースばかりではありますが、どうぞみなさんを笑わせていただければ幸いです。


私なんかにサポートする意味があるのかは不明ですが、 してくれたらあなたの脳内で土下座します。 焼きじゃない方の。