考え過ぎで思考がまとまらない人へ捧げる、危脳丸式リラックス方法

生きていると、考えていると頭が疲れる。
グラグラ煮えたぎった鍋のように熱を持った脳みそでは思考がまとまらなくてイライラするばかり。

それを画期的、且つ簡単に解きほぐす方法をご存知だろうか。


社会人も15年目に突入。ベテラン組に片足ともう片足の指三本くらい突っ込んでいる、ギリギリアラサーの私。

直属の上司に向かって「大胸筋が歩いてきた」と曰い、
定年後雇用でアドバイザーとして来てくれている偉い人達に向かって「偉い順に殴るからメガネ外して並んでくれる？」と言い放ち、
同時に似たような締め切りの仕事を頼んできた同僚たちへ
「まずは3人で戦いなさい。勝った順に私が片付けてあげましょう」とフリーザ様っぽく決闘させようとする。

因みに上司は自分の筋肉が語れてハッピー！偉い人たちはここ最近されたことがない雑な扱いを受けてハッピー！
同僚はまあ…置いといて全てにおいてWin-Winの関係なので問題ないし人間関係も良好だ。

そんな雑に生きている社会人でも疲れるものは疲れる。
そんな時頭に浮かぶのは、今話題の輝楽天明のモデルのあのお方が作った
某名曲のサビのこの部分。

♪がっかりさせない期待に応えて
 素敵に楽しい
 いつもの　俺らを捨て
『　ら　れ　な　い　』

ことが多いのだ。
どんどん飛び込んでくる仕事の段取り、雰囲気が悪くならないよう場の空気を読んだ冗談を言い、誰の手が詰まってるか見渡す。そこにまた無茶振り。やっぱり仕事って、会社って疲れる。考えることが多すぎる。

家に帰っても趣味で書いてる文章の続きや展開を考えたり、結構決めることがたくさんある旅行の計画を立てたり。
隙間についついネットサーフィン。だから私はスマホから指を離せ。

そんな風に頭を休ませることなく、常に何かを考え続けているとスパーキング！状態がやってくる。

ぐつぐつ、グラグラ、ぐりぐらぐりぐらと煮込まれた鍋のような頭の中。

「うわあぁぁぁ！！何も考えたくなぃぃぃぃ！！！ヤダヤダヤーダー！！」状態は突然に。
脳の使い過ぎによる、いつもの祭りである。力強い和太鼓の旋律が聞こえる。

こうなってしまうと世界の全ての音が騒音・雑音・破壊音に感じられ、人と話すのも眩暈でクラクラ。
光が飛び込んでくるとチカチカして目が開けていられない。
圧倒的躍動感でしばかれてるのでは？レベルで頭が痛くなる。

こうなってしまうと人間って、圧倒的に無力だ。
ここまできてしまったらもう仕方がない。脳様を、脳様を休ませるのである。

オーバーヒートした頭を冷やすのは使い過ぎたパソコンやスマホを休ませて熱を放出するのと同じことであり、かなり有効らしい。
なので冷えピタを貼ってさっさと寝るのも良いそう。早く冷やすんだ！

しかし。
そこにさらにプラスして私が行なっている回復法を知って貰いたいのが今回の本題である。

これは私が勝手に生み出して実践しているものではあり、元手はタダ。基本的には身体一つでＯＫ。思い立ったらすぐできる。
が、しかし。
人に見られるとこれまでになく奇抜なあだ名をつけられる、もしくは本気で心配されること間違い無しなので前後左右上下を確認し、ばっちり一人の時にやって貰いたい。

外に居る時は個室のトイレでもいい。ただし空いていれば。
一人暮らし、もしくは一人部屋がある方はソファやベッドでも良い。
だが私のお勧めは断然お風呂である。これならば誰かが家に居ても無問題。

なので！風呂で行う前提で説明させて頂こうッ！

まずは浴槽にお湯を張り、香りの良い入浴剤を入れる。これによりリラックス効果が高まる。お湯は熱すぎず、温すぎずで調整する。

服をキャストオフしたらまずは身体を洗い、湯船に入る準備をする。
女性はメイクも落としてしまおう。武装を解くのだ。

さてここまできたらこっちのもの。
全ての灯りを消し、暗闇の中、転ばぬよう気を付けつつ湯船へ。
光の無い、真っ暗な中で湯船に浸かる。

ここで吸って、止めて、吐いての深呼吸をするのもよい。
目を閉じ、瞑想するのも良い。
お経だったり脳を休ませる音楽を掛けても良い。

でも断然頭を空っぽにするためには
断然！危脳丸を見習うのだ。

(危脳丸：天才漫画家岡田あ～みんの
「こいつら100％伝説」に出てくるキャラクター。)

やり方は簡単。引用の絵の如く、口をポカ～ンと開け、何も見えないはずの空(くう)をボ～～と見つめる。
この時には誓って何も考えてはいけない。考えたら負けかなと思っている。
これは脳を休ませ人間性をかなぐり捨てる大事な時間なのだ。

側から見ると物凄いアホ面なのはご覧の通り。それくらい全てを投げ捨てボーッとしよう。

今この場は宇宙であり、ここに自分一人。

温かい湯船で血が巡る。しかし口は空いている。
何も考えないことに集中するあまり、気が付けば下記のような顔になることもあるだろう。でも風呂だからきっと大丈夫。

入浴剤の香りで気分はスッキリ。しかしどことも焦点は合わない。
だってどこも見えていない。

この状態で気が済むまでボーッとする。
私の場合は暗さに目が慣れてくる頃を目途とし、じわ～っと周りが見えてきたら意識を戻して現実世界に戻る。
これなら逆上せる前に終わるので安心だ。
すってんころりんに気を付け、電気を灯そう。

このリラックス方法により、頭はかなり休まる。
真剣に何も考えないことで、洗髪し、泡をシャワーで流す頃には新しいアイデアがひょっこり顔を出す。
この流れでいくつネタ出しをしたことだろう。

考えに行き詰った貴方、思考が纏まらない貴女。
騙されたと思って一度お試しあれ。
(このリラックス法を始めたことは、みんなには気づかれないようにしましょう)

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