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「スタートアップ!」と最近のネトフリ事情

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 完全に私の推しマ・ドンソク兄貴目当てで観た「スタートアップ!」。てっきりゆるいコメディだと思っていたら、いわゆる社会のレールから外れた若者や大人たちがもがきながらも自分なりに道を見つけ進んでいくハートウォーミングな物語でした。

 一応主役は金髪の韓国の菅田将暉みたいなパク・ジョンミン演じるテギルなんですけど、そんな彼をぶん殴ったりイジったりしつつも「自分の尻は自分でふけ!」とあえて手は出さず見守りながら大人の階段を登らせるのがマ・ドンソク演じる中華料理店の料理人コソク。まさかのTWICEの曲で踊ったり、目を開けたまま寝たり、かっぱえびせんを手放さない兄貴の姿が観られるとは!テギルの母が元バレーボール選手という設定も効いていて、例のシーンには笑ってしまいました。一瞬だけど「愛の不時着」のあの人も出ているのでぜひ注目して観てください。

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 最近韓国ドラマを観るようになって、顔がわかる俳優さんが増えたのも楽しいです。そして必ずといっていいほど出てくるジャージャー麺はつい食べたくなりますね。これは前新大久保で買ったソースを糖質ゼロ麺にかけたもの。見た目ほど濃くなく美味しかったです。兄貴の作ったジャージャー麺食べてみたい・・・。そしてbibigoのCMに梨泰院クラスでパク・セロイを演じたパク・ソジュンが出てるのを観て、餃子も食べたくなる無限ループ。

 ついでに最近のネトフリ事情もメモ。韓国ドラマは「愛の不時着」「梨泰院クラス」を経てマ・ドンソク兄貴の出ている「元カレは天才詐欺師〜38師機動隊〜」を観ているのですがこれがなかなか面白い!主役はあくまで兄貴演じる税務署職員で、一緒にタッグを組むのが天才詐欺師なんですけど邦題だと分かりづらい・・・。恋愛要素はそんなになく、悪い官僚や金持ちとの騙し騙されバトルがメインなのでついつい引き込まれます。あくまで公務員なので、暴力シーンもほとんどない白ドンソクが観られる珍しい作品です。

 最後は韓国ドラマではないですが「エミリー、パリへ行く」です。プロデューサーがダーレン・スター、スタイリストがパトリシア・フィールドというSATC世代ならピンとくる布陣。シカゴ育ちのエミリーがろくにフランス語も話せないままパリで仕事をすることになり、カルチャーギャップに戸惑いつつも恋に友情に素敵な日々を過ごすお話。

 「フランス人はいつも不機嫌でタバコを吸っていて性に奔放」といういかにもステレオタイプな描き方だったり、エミリーの親友ミンディが友近が海外ドラマのモノマネをしているようにしか見えなかったり、ツッコミどころも満載ですがサクッと観るのに最適な軽さと楽しさ。1話30分なので、空いた時間にながら観するのにもちょうどいい。気分転換したい時におすすめです。デヴィッド・フィンチャーが「市民ケーン」の脚本家を描いた「Mank マンク」も気になるし、観たいものがどんどんたまって消化しきれない・・・。

 見出し画像は新宿伊勢丹の英国展で買ったメルローズ&モーガンのヴィクトリアケーキです。たまに食べる粉ものはたまらない美味しさですね。