見出し画像

ぼっちエジプト1日目「到着」


ドーハ空港

無事成田を離れ、現地時間AM3時にドーハに到着。座標バグ起こしたぬいぐるみと記念撮影してきた。私、すんげえ微妙な顔しとる。機内の睡眠不足が効いている顔です。

ドーハ名物ランプに刺さったクマ

着いてからトランジットの確認をしていると、乗る飛行機の出発ゲートがまだ準備できていない?そうで、荷物検査を済ませて出発ロビーに行くよう係員に流される。ドーハはトランジットする飛行機が多いからそういう予定も出るのが遅いのだろうか?
ドーハはめちゃくちゃ綺麗なラウンジが有名なのだそうだが、調べてみるとビジネスクラス以上だったり、何かしらのリッチピープルしか使えないっぽい。なので適当なソファで仮眠をとりつつ待つ。しかし中々に空港が寒い。成田で防寒用のシャツを一枚買っておいてよかった。

一睡してから電光掲示板を見てみると、私の乗る航空機(QR1303)はサイレント遅延されていた。航空チケットは0720発だったが、掲示板によると0820となっている。ん〜怖い。

Cairo行きはC82ゲートになったそうだ

ちなみに空港内はすんごく広くてびっくり。ミストが出る庭園が室内にあって笑っちゃった。

この写真すげぇ上手い

ドーハからカイロへ

ではでは、ドーハtoカイロの飛行機に乗りましょう。ドーハ0820→カイロ11:50の航空券でした。そしてここでサプライズが!
出国審査の列に並びながらスマホで調べ物をしていると、後ろから「もしかして日本の方ですか?」と声が…。
話しかけてくれたのはなんと私と同じ大学院2年生のエジプトの学生さん。彼の名前はサラと言うらしく、日本の大学に通っており、ちょうど帰省でエジプトに戻るとのこと!そもそもドーハで日本人を見なかったのでこの出会いは非常に嬉しく、搭乗までの残りの時間で色々話をして楽しんだ。
実家はアレクサンドリアにあると言うので、全然予定に入ってない土地だったけどちょっと検討してみても良いかもしれない…。

またカイロの空港で!と一旦別れて搭乗。機内はこれといった問題もなく、さらに追加で出された機内食を貪りついに念願のエジプトへ!

最後の機内食はオムレツ。めちゃうま。


カイロ国際空港到着

ということで無事エジプトに到着しまして、まずは恒例のSIMカード購入。4つくらいお店があったけど、なんとなくorangeが有名なのでorangeに。
めちゃくちゃ混んでおり20〜30分待たされた…。しかし私に限っては、事前にSIMロック解除もしっかり済ませておいたので完璧なのである!

一番有名なキャリアのorangeはこの左にあった。

………と思いきや、ドルでいけますよって料金表出してるくせにいざ窓口で並ぶと「支払いはエジポンだけね」というSIMカード屋さん。いやまだ私エジプトポンドは両替してないんですわ!!
渋々列を外れて両替所に。またこれ20分以上待たなきゃあかんのか…。

ちなみに後で知ったのだが、2023年現在ahamoに加入していると国際ローミングが何の手続きも追加料金もなしに15日間使えるらしい。後日これにとても助けられたのだがまたそれは別の記事で…

なお、エジプトポンドはめっちゃかっこいい。例えば20£札は王の馬車とヒエログリフ。
今のレートだと大体1£=4.6円くらい。去年は1£=7円だったんだけど今年に入って急落したため、両替所でのお得感はハンパじゃない。
(ただ基本的な物価はドルを中心に決まっているらしく、エジプトポンドが急落した後それを埋め合わせるかのようにモノの£価格は軒並み値上がりしたため結局円で換算すると1円=7£時代とそう変わらないと言う意見もある。)

20£なので、90円くらいの価値


結局SIMはorangeではなく若干空いていた隣のetisalatにした。27GB/30daysで700£くらいと記憶している。今思うともう少し多めのものを買っても良かったかも?
そうこうしているうちに留学生のサラさんと再合流!ご友人が迎えにきているらしく、友人の車でバス乗り場まで運転してもらい、タハリール広場行きのバスも案内してもらった。めちゃ優しい!

エジプト人だいたい優しい

いざカイロ市街地へ

空港の扉を一歩出ると、茹だるような暑さと殺気立った直射日光が容赦なく私を襲ってくる。これぞエジプト!これぞカイロ

本日はもう既に12時を過ぎているので、ここからの予定としてはピラミッドは諦めてエジプト考古学博物館に集中する。今夜にタハリール広場からダハブへ経つのでそれまではふらっと街でも歩きましょうか。

カイロの中心部であるタハリールへは、空港から市民バスで1時間ほどかかる。一応タクシーならもう少し早いが、値段交渉なども面倒だしバスで良いだろう。
おや、そういえば機内食以来何も水分をとっていない。クーラーのない市民バスで1時間も揺られたら熱中症で倒れてしまうのでは?それはいけない。どこかで水を買いたいが、いまいちまだどういう場所で水が売られているのかもわからない…。

そうだ、その辺のおっちゃんに近場で水が無いか聞いてみよう!


そこの水ならフリーだぜ。ブラザー!バスもすぐ出るし、ちゃちゃっと飲んできな! by おっちゃん

おいしー!ゴクゴク!


寝不足に加え尋常じゃない暑さで思考は停止し喉も渇きまくっていた。うっかりしていた……
自分が水道水を飲んだことに気づいたのも、このnoteのアブストラクトを書いている時だった。時すでに遅し!
飲んでしまった水道水。さて、どうなる私…

後日また書きますが、絶対に海外で水道水を飲んではいけません!!!!!!

激安市バス移動

そして(物理的に)飛び乗ったバスは5£。25円だと……??その辺の水よりバスが安いんですが。
しかもバスのおっちゃんがめっちゃ優しくて、今タハリール広場(考古学博物館があるカイロの中心地)だよ!とかも教えてくれた。そういえば上の水道水のありかを教えてくれたのもおっちゃんだったし皆優しい。
あと、バスでは当たり前にお年寄り優先で行動していたのが驚きだった。

ただ、いうても5£なわけで、道中1時間はずっと熱中症になるかならんかのギリギリを生きていた。あーそろそろ死んじゃうかもなと思ったところでなんとか到着。陸上部ばりに自分を追い込んだ気がする。
ところでエジプトは、水もそうだがトイレもどこにあるかわからない。下の写真は水もトイレも限界だけどとりあえず博物館に入ろうとしている人の図。なおこの後何とかカフェテリアで購入できた。よかったね。

顔が引き攣っとる

エジプト考古学博物館

ていうかエジプト考古学博物館ですら色々適当で、なぜか入場券の販売がクレカのみだった。ドルもエジポンも用意したのに現金は無理ですと言われて笑っちゃった。

博物館内部についてはむしろ言うことが無い。
すごいすごいと言いながら回っていたが、回っているうちに、というか入館10分もしないうちに感覚がマヒしてきた。テレビや教科書でしか見たことのない貴重なものが、至る所にどかどか置いてあって有り難みのカケラもない。その距離感の近さに感動よりも身近さが勝ってしまっで脳がバグっていた。ツタンカーメンも人混みを縫うように鑑賞するのかと思っていたが、夕方だったからか人いなさすぎて、ツタンカーメンと私の二人っきりの時間が流れていたこともあった。
知覚でじっくり見ると、やはり超イケメンだった。驚いたのは装飾の青い部分もしっかり曲線を描いていた事。すげえ技術。あとスカラベ超好き。

特に気に入ったのはヒエログリフやエジプト神に関する彫刻、そして狩猟から農耕への移行期の出土品だった。
ヒエログリフは、写真中央の以下にもナイル川にいそうなハチっぽい何かの文字がすごく可愛かった。ヒエログリフを解読し当時天才と言われた学者がいたそうだが、何も知らない身としてはすごく楽しそうだなという気持ちに尽きる。

だいたい写真OKでバグっている

これは、左上にナマズか何かが描かれた石器だ。恐らく魚を捌く用なのか?超可愛い。

右を向いているナマズの絵。最初はイカかと思った。

閉園直前には他の日本人観光客ともお会いできた。半日カイロを旅してみて分かったが、エジプトには日本人が全くいません!なのでいてもたってもいられず声をかけてしまった。お二人のおすすめはアブシンベル宮殿。めっちゃ遠いけど絶対行こう。水の相場とか教えてもらった!

タハリール広場→ダハブ

その後、ダハブに向けてGo busの予約をし、残りの時間は優雅にお茶でもしながら……と思っていたらなんとクレカでのネット決済が使えない!
ひとつはエポスのワンタイムパスコード。simを変更しているため携帯にパスコードが送られて来ない=決済できない。
もうひとつはdカードが謎に使えなかった。
どちらも直接使用なら大丈夫そうだったので、仕方なく現地のGo busオフィスに出向き、オンサイトで予約をすることに。ちなみにこのnoteのアブストラクトはGo busのリクライニングチェアから書いていました。とても快適。

エジプトで有名な長距離バス「GO bus」

夕食は謎ハンバーガーと7upをゴーバス地下の謎空間で食べた。70£から55£にまけてもらったけど、絶対これでもぼったくり。味は普通。

謎バーガー

ショッピングモールのマネキンが全員無駄に巨乳だったり、日本人二組目に出会ったり、ゴーバスの適当さに振り回されたり、肝心のバスのUSBやトイレがぶっ壊れてたりとまだまだ色々あったけど、今日はここまで。

最後に猫ちゃんを貼り付けて、また明日。

猫ちゃん in タハリール広場


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?