見出し画像

ぼっちエジプト2日目「紅海へ」



夜行バス

怒涛の2日目。

昨夜は車中泊。GO busのSuper Go Dという等級の乗り物らしいが、どれくらいのランクなのかはよくわからない。ただ、飛行機よりも座り心地の良いリクライニングシートと、冷房、電源、トイレも付いていて275£だから中々良いんじゃないか。

GO busのタハリール広場の乗り場はオフィスから少し離れた所にあった


下の写真は深夜(1:00)と早朝(6:00)にあった検問の様子。割とぐっすり寝てたのに容赦なく叩き起こされ荷物の検査をされた。
我々乗客は一列に並び、手荷物からトランクまでぜーんぶ検査される。検問所は中々ピリついた空気が流れていたものの、肝心の荷物検査はチラッと中を見るだけで面白かった。

一列に並んで荷物検査
また別の検問所。遠くにはラクダが見える。

夜が明けると周りの風景もよく見えてきて、砂漠地帯にありそうなゴツゴツした岩山がそこらじゅうに転がっている。一本たりともというわけではないが、植物もほぼ生えていないから景色は新鮮だ。
教科書に出てくる真砂土の話とよく似ていると思った。

検問所の道路の向かいの山々

ダハブ着弾

8時過ぎにはダハブに到着し、ダハブで唯一の日本人ダイビングインストラクターであるケンジさんと合流。60歳を超えてもなお現役のインストラクターだそうで、ふにゃふにゃな私は頭が上がらない。
そう、今回のエジプト旅のメインコンテンツの一つはダハブでのダイビング!
Scuba Zone Dahabというダイビングセンターに日本人インストラクターがいると言う噂を聞きつけ、1週間ほどの講習パックに申し込んだ。
OpenとAdbanceを合わせた講習と、宿代やレンタル代を含め520€ほど。決して小さいお金ではないが、ダイブや講習の質を加味すると激安だとか。

クソデカファラフェルサンドwithケンジさん


そしてこの日はお勧めしてもらったファラフェルサンド🥙を食べた。美味いけどでかい。でーーっかい。
ファラフェル🧆というのは豆を揚げたもので、イスラム版のコロッケにあたるものだそうだ。個人的にはファラフェルは好みだったが、中に入っているエジプシャンチーズがそこまで合わなかった……。次は抜いてもらおう笑


初ダイブ

そして、到着するや否や直ぐにダイビングの講習へ。ここまでの2泊まともに寝ていないので中々の強行軍である。

ダイビングはやってみると思った以上に恐怖心が大きく自分でも驚いた。ゴーグルを通した視野はとても狭く、酸素も口からしか吸えない。耳は聞こえず、コミュニケーションもろくに取れない。様々な不自由さが、生存に対する選択肢を一つ一つ消していっているようでそれが堪らなく怖かった。一本目のダイブはそんな感じ。ケンジさんにどうだった?と言われても、怖さとそれによる自信の無さで上手く返答できなかった。

ビビッてロープと浮力調整用のボタンを必死に握っている。おもろい。
もっと綺麗な写真はまたいつかの記録で。

しかし二本目のダイブでなんか覚醒した。呼吸はそういうもんだと割り切って、ゴーグルの視野はなるべくムラのできないように曇り止めを塗った!頭の中の「優雅なダイビング」を想像して泳いでみると、不思議とリラックスができ、呼吸も楽になった。どうだ、綺麗に泳げているだろう。と思ったら、身体がうまく動くようになった。私は元来のナルシストなのかもしれない。

何より嬉しかったのは、イカを見ることができたこと。軟体動物はそそられる。視野の関係か非日常すぎたのか思い出すと夢のようなぼんやりさだが、確かにこの目で見た。

疲れ(不穏)

2本目のダイブから帰ると、目眩と吐き気と倦怠感で一歩も動けず講習所のソファにへたり込んでしまった。
ま、一日すれば治るやろ(フラグ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?