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後悔することがあった ヒマの効用
これまで自分は後悔するようなことがないと思ってきた。
あーしておけば良かったな、なんて思うことはないと思ってきた。
よくよく考えてみると、あったことがわかった。
この前、急にヒマになった日があった。
普段はあわただしく過ごしているのだが、スポッと空きができてしまい、珍しく考えごとをする時間がたくさんあった。
あれやこれやと自由に思考をめぐらせていたところ、会社での過去の人間関係について考えが及んだ。
数年前、これまでうまくやってきた人との関係に亀裂が生じた。
原因は双方にあったのだろう。こういうのはどちらかがレベルの高い対応をすれば、人間関係がうまくいかないなんてことがないのだから。
結局、他の人とその仕事をすることになった。他の人にやってもらうにはいろいろ教えないといけないので、それなりに時間を要することになった。
そしてその人ともまたうまくいかなくなった。
よくよく考えると、自分の方に共通の行動特性があることがわかった。
どうやら自分は完璧主義らしい。
それで、相手に高いレベルの仕事を求めすぎて過剰なプレッシャーを与えてしまっていたのではないかと思った。
自分としては、きちんとこなしたい、成果をあげたい、と思っている。
それを他人にも押し付けてしまう。
相手はプレッシャーをかけられる。
それが苦しかったのだろう。
きちんとこなしたい、成果をあげたいと思うこと自体は悪いことではない。
ただやり方も大切だ。
どうやら、そこを失敗していたらしい。
最初の場合はしょうがないとしても、同じ失敗を二度もするのはいただけない。しかも今の今まで気づいていなかった。
そして現在三人目の人としている。
同じ仕事である。
最初の人であれば楽々こなせる仕事を今三人目の人に教えている。
もったいないことをしている
そして、これまでの人たちにも本当に申し訳ない。
悔いがないと思っていたら、あった(よくよく考えれば当たり前)。
でも、である。
愚かではあるが、こういうものなのかもしれない。
たしかに失敗した。
でもこういう経験を積んでいくのが人生ではないか(エラソーだけど)。
今度は失敗しない。
たまにはヒマもいいなと思った。
そうでもないと、こんなことなんて考えもしないから。
ヒマだからこそ、自分で自分の過ちに気づくことができた。
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