衆議院議員選挙2021 岡山2区

岡山2区ってどこ?

岡山市北区(牟佐、中原、祇園、後楽園)
岡山市中区
岡山市東区(第3区に属さない区域)
岡山市南区(飽浦、北浦、郡、宮浦、阿津、小串、旧灘崎町の区域)
玉野市
瀬戸内市

2区は現職の国会議員の一騎打ち。
これまでの実績で比べるというものもいいが、
実績がある二人だからこそ、ここから何をしてくれるのかに期待したい。

1 山下たかし

スクリーンショット 2021-10-23 8.57.40

法務大臣を務めた自民党の山下たかしさん。
岡山から大臣が出ることは嬉しいことかもしれないけど、それを生かす方法ってあるのかな?
ふるさと」推しが目立つ。岡山発の地方創生とはどんなことなのだろう?
テレワーク推進による企業誘致。地方の活力ある企業や農林水産業の支援。
この項目は他に比べると具体性が低くて何するのだろう?と感じてしまう。
岡山のことを具体的にやるというより、どこの地方都市もそれぞれの道を歩める実践的なお金の配分と知見を広めることが大切なのではないかなぁと思う。その中の一つとして岡山という街もある。
岡山の国会議員が岡山のために直接動くって、なんだか古いというか、もう無しだなぁと感じる。おそらくそんなつもりもないのだろうけど、「ふるさと」推しを見るとそんな誤解も生まれるような気がした。

2 津村啓介

スクリーンショット 2021-10-23 8.57.51

立憲民主党の津村啓介さん。
一騎打ちということは、野党共闘(=与党の対立候補を1人にして票を分散させないようにして与党候補に勝つという戦略)している。
何より、この選挙公報で印象的なのは、約3分の1を使って「江田イズムの継承」を書いていること。江田五月さんという偉大な国会議員がいた。今年7月に亡くなった。江田さんを知らない人からすると、売名行為にも感じるかもしれないが、江田さんを失った悲しみと奮い立つ思いを紙面を使ってまで書いたことに気持ちを感じた。

批判ばかりの野党は卒業」「小さくてバラバラな野党も卒業
野党の役目は、政権交代を狙うだけじゃない。野党としての役割がある。
しばらくその役割は空回りしているようにも見えた。

日銀出身だからこそ、「消費税減税」。消費税減税は多くの党・議員が掲げているが、日銀出身ということで発するのであれば、納得のゆくまで説明して欲しい。毎日の支払いが減ることで嬉しいと感じる人も多いだろう。ただし、財源が減ることで何が高くなったり補償されなくなるということでもある。そこが知りたい。

岡山環状道路」の整備。バス路線・フェリーの廃止が相次いだ。高齢化が進む中、自家用車以外の足については大きな課題。コンパクトシティ岡山を見直し、バランスの取れた交通政策をと訴える。岡山環状道路がどんな風にバランスを取るのか不明だが、先日の岡山市長選でも争点となったコンパクトシティ論争に油を注ぐような政策にびっくりした。

感想

山下たかしさんは「ふるさと」推しの割に岡山についての政策はなんとなくぼんやり。津村啓介さんはむしろ岡山の政策をメインに選挙公報を作ってきた。フェリー問題(玉野市)、メガソーラー(瀬戸内市)を意識した政策を記載しているあたりは、読んでいて楽しい。そして、江田五月さんのご冥福をお祈りしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?