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「親」を県の条例で・・・

「岡山県家庭教育応援条例(仮称)」ってなんだろう?
なんか県が応援してくれるのかな?どんな応援してくれるのだろう?
と思って読んでみた。

1  「家庭の教育力の低下」

どうやって測ったのだろう?
親が子どもを育てる力が低下しているという。
理由としては、
親同士の地域の人々とのつながりがなくなり、子どもや親の育ちがなくなった。少子化や核家族化の進行が原因だとしている。
本当にそうなのだろうか。
地域とのつながりがなくなると、子どもの教育ができないことにも少し負に落ちないし、親同士は他のコミュニティを作り、親も子どもも学びの場を得ているようにも思える。

2  「保護者は、子どもに愛情を持って接する」

「保護者の役割」の中で書かれている。
ほっといてくれ!条例になくても愛情もって接するわ!
関与しすぎだろ!って思う。
また虐待のように愛情を注げない親については、条例に規定しても意味がないし、余計に追い込むことになる懸念もある。

3  「親としての学びを支援」

「望ましい親のあり方」を画一的に規定するつもりなのだろうか。
うちでは、子どもに「●●であれ!」と教育してもいいではないか。
むしろ、親同士のコミュニティを作る支援をするならわかる。
だけど、直接的な親へ教育するような支援は要らないでしょ。

教育基本法は、国民を戦争に動員する手段として教育を利用した反省として、このようなことがないように作られたはず。調べてみれば、安倍政権の時に改正されて、国家主導になってるようですが・・・。

4 「親になるための推進」

主に高校生に将来、結婚して親になる前提として行われる。
そもそも必要なのか?
その他にも結婚しないとか、結婚しないで子どもを産む、同性婚をするなど多様性への考慮は感じない。

5 嫌なニオイ

2013年に「くまもと家庭教育支援条例」が公布された。
その後、鹿児島県、静岡県、岐阜県・・・と。
内容はほぼ一緒。独自性はほとんど感じられない・・・。
なんか最近、こんな不可解なことありませんでした?

「選択的夫婦別姓」の反対・意見書
自民党県議会議員が本人たちの意思とは思えない意見書を出し可決してしまった。中央(本部)から言われたので仕方ないと・・・。
同じ嫌なニオイがする。

まとめ

考えすぎやろ!って思った人もいるだろう。
それでもいい。
無関心でいつの間にか、勝手に決まってるなんて嫌じゃない?
正直、こんなの難しすぎて、よくわからん。
これがホンネなんちゃうかな〜。
でも、反対の立場やったら、難しくしてよくわからんようにする。
だから、もっと専門的な人、もっとわかりやすく説明してくれる人の話を聞くなり、パブリックコメント(意見をいう場)を出したり、よー考えなあかんで。



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