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不確定日記(さっと惜しむ)

 「かるかや」に並びにいきましょう、と近所の同業の友人と待ち合わせた。やっぱり朝は浮腫んでいて、顔がぼんやりしている、と思いながら出かけたら10分歩いたところで携帯電話を忘れたことに気づく。さっき通り過ぎた工事現場の警備員の前を再度通るのが恥ずかしい。取りに帰って、また今度は別の道を通った。合計25分歩いて池袋西武の屋上に着くと、もうだいぶ行列ができていた。並んでいる時は曇っていて雨が降りそうだったが、注文して席に着くと晴れた。列には傘をさしている人がちらほらいたが、日差しと雨、どちらも防ぐことができていいな、と思った。
 わたしも友人もうどんと缶ビールを頼んだ。午後は仕事をしなければいけないので、水をがぶがぶ飲もう、と言いながら飲む。わたしが「かるかや」でうどんを食べるのは、しっかり食べるには時間が中途半端とか、立派な店に入る気力がないから屋外がいい、とか、そういう時なので、しみじみ食べるよりはいつもみたいにしたほうがいい気がして、そうした。さっと食べて、デパートをなんとなく見てから地下まで降り、ISPの北海道のアンテナショップで買ったソフトクリームを食べながら帰った。「わたしの好きな「じてんしゃおりて」の看板を見て行きましょう」と誘われて、見た。「ソフトクリームっておいしいな」と言ったら笑われる。友人は、仕事場につけるエアコンを買いに行った。帰って、少しだけ眠ってコーヒーをガブガブ飲んで仕事をした。

夕方、数日前の新宿駅のホームを描いた。写真を見ながら絵に描くと、いつもは一瞬で通り過ぎるものを長く見ることになる。もうみんなすっかり夏服を着ている。

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