不確定日記(酒)
また途切れがちになってしまったのはお酒を飲み過ぎていたから。
某日は夜、サイゼリヤで俳句を作っていた。
近頃俳句からは離れているのでスイッチを切り替えたく、500mlの白ワインを飲み切るまでに辛味チキンとカプレーゼ(的なもの)と豆の温サラダとアンチョビのピザ。二時間ほどでどうにかできた。
漫画の内容を考えるときと作画では使う頭の箇所も身体の動かし方も違うが、漫画の内容を考えるのと小説を書くのと俳句を作るのは隣接しているし、根本はあまり変わらないという気もする。
わたしはもともとWebのデザイナーをしていて、その後イラストレーターを経て漫画も描くようになったからか、「えっオカヤさんてお話も考えてるんですか⁉︎」と今でもたまに言われることがあり、不思議な気持ちになる。自由業なので職業は名乗ったもの勝ちだけれど、そもそもできないことの方が多いので、できることはやりたい。
某日(ぼかす意味はまったくない)は遅く起きてからコミティアに行き買い物をしてから、ゆりかもめから見える海と雲のない空にテンションが上がり、バゲットと良いハムの切り落としを買って帰り、安ワインを飲んだ。
某日は都内の端の友人宅に、金沢から届いたという魚をご馳走になりに行く。日暮里舎人ライナーからの景色が美しかった。その日も快晴。緊張感のある老猫を後ろから触って思う以上に驚かれて謝ったりしながらビールと日本酒。飲める人たちと飲むと油断する。
そして昨日は「東京マッハ」という俳句のイベントにゲストで呼んでもらう。昼間はお粥などで内臓を労ったにせよまだ前日の濁酒を引きずりつつ壇上でも生ビール。イベントは盛況で刺激的だった。たくさんの人に会う。打ち上げで、さすがにもう濃い酒はやめようとハイボールばかり飲んだら、普段水分を摂りなれない(よくない)のでトイレに行くタイミングが図れず、乗り換え駅で終電を逃した。
今日は酒を飲まず米を炊くことを固く誓いながら目覚めて水をガブガブ飲んでいる。
そんな奇特な