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『不確定日記2024春-秋』のおしらせ
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「文学フリマ東京39」 に向けて今年の日記と日々のイラストをまとめた本『不確定日記2024春-秋』(本文152ページ・1500円)を作りました。
日記もしくは短いエッセイが約46本、イラストが77点入っています。
日記の大部分はnoteに書き付けていたものですが、加筆、修正もそこそこしています。
表紙は日光に行った時の記念写真をスケッチしたもので、日光旅行の日記も収録しました。
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まえがき
さあ日記を書くぞ、そのほうが面白いから、と思っていたのに、夏の後半、誕生日の次の次の日に書きやめて以降は、メモ的なイラストばかり描いていた。イラストからは伝わる情報も多いが、私にとっては、言いたくないことを言わないために便利、という側面がある。あったことをピンポイントで説明するのには絵が楽なのだ。記憶を整理して書きやすいのはイラスト、未消化の内面をあらわしやすいのは言葉、という区分けが自分の中にある。気持ちにフォーカスしすぎると身体が重くなってしまうときの逃げ場があってよかった、とも思うが、文章でしか書き表せないこともあるので、この本を作るにあたって思い出していくつかの日記を書き足している。思い出した記憶はもう生々しくなく、遠くから景色を見たような冷静さがある。なるべくただ記憶の映像を観察しながら書いた。前に出した『不確定日記2019・2020・2024』にはコロナ禍で家にこもっていた時期が多いが、今回は、友人知人が出てきたり、近場だけれど旅行にちょくちょく出かけたり、自分と身の回り以外を見る機会が多かったのもあって、文章にも絵にも動きが増えてもいるあたりもお楽しみいただけたら幸いです。
BOOTHでも販売しています。
https://okayaizumi.booth.pm/
(取り扱いに興味のある書店さまもお問い合わせください。)
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