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早期教育はしない

YouTubeやSNSを見てると、「知育」「リトミック」「モンテッソーリ」など、赤ちゃんの教育に関する情報がたくさん出てくる。

そういったものを見ていると、我が子が周りに遅れをとらないように、うちもやっといた方がいいのかな?と不安になる親もいるだろう。

東大出身で年子育児をしている、YouTuberのほしみみさんの動画を見ていたら「東大で、この人は同じ人間じゃないと思ってしまうくらい頭がいい人って、赤ちゃんの時から幼児教室に通ってたって言ってました。私はそういうの行ったことなくて」といったことを話していた。

未来のことは誰にもわからないが、早期教育を受けた子は脳が育ち、勉強ができる子に育つのかもしれない。

かといって、別に幼児教室に通わなくたって、ほしみみさんのように自分で課題を見つけて努力や発信ができる人間になることもできる。

家庭によって考え方は違うし、我が家も息子の成長に合わせてその都度、夫婦で話し合って方針は決めていくが、今のところ早期教育するつもりはない。

私も姉も、子供の頃から勉強ができた。
高校に入って鬱になるまで、中学生の頃の成績はトップクラスだった。クラスで一番勉強ができる子が、毎回テスト後に私の点数を聞いてきていた。

塾に入ったりはせず、バドミントンばかりしていた。
高校受験の間近に一瞬だけ塾に入ってみたが、入ってすぐトップクラスだったので、特別新しく学ぶことはなかった。

母は特別な教育はしてない。
幼少期からお金がなかったから、いつも公園と図書館に連れて行ったと話していた。

ただ、子どもが興味があることをどんどん好きにさせたと話していた。

私は、毎日自分で計画を立てて、コツコツと勉強する子どもだった。

息子には幼児教室などの早期教育をするつもりはないが、日常生活の関わりでは子どもの力を伸ばしてあげたいと思っているので、情報は積極的に取り入れている。育児書を読むのも好きだ。

元明石市長の泉房穂さんがYouTubeで話していたが、さかなクンの親御さんは、学校でさかなクンが勉強しろと言われても、大好きな絵をどんどん描かせてあげたらしい。

子どものうちに好きなことに没頭させてあげるのは、集中力が身につき、その後の人生で挑戦する力になるそうだ。

私は双極性障害で精神が健康とはいえないが、興味のあることはなんでも勉強して挑戦することができる。人生をより良くするための努力は惜しまない。

そういった素質は、親の育て方で培われたものだと思う。
だから、息子にも特別なことはせず、公園や図書館に連れてって、たくさん一緒に遊んで楽しく過ごしたい。

ただ、息子には私のような精神疾患にはなってほしくない。なったらなったで、少しでも生きやすくなるための考え方などを伝えていけたらいいとは思っている。

私も姉も、自己肯定感が低い。
自己分析するには、元々の性質に加えて、やはり家庭環境の悪さがあったと思う。こればかりは仕方ない。両親は悪くない。

その点、息子は大丈夫だろう。
先のことはわからないが、我が家は毎日夫婦で感謝を伝え合ってるし、お父さんとお母さんは愛し合っていて、息子はかけがえのない宝物だと毎日言い聞かせながら寝かしつけをしている。

人生には何が起こるかわからないし、思い通りにはいかない。特に子どもなんて別の人間だし、息子には息子の社会がある。

今はたくさん抱っこして、話しかけて、笑い合って過ごす。時々怒ったり悲しむこともあるが、それも人間らしくていい。

息子に、生まれてきたこの世界は、いいことも悪いこともあって、それでいて素晴らしいところだと知ってもらえたら嬉しい。

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