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キャリアカウンセラーのおかちんです。

今日はどんな一日でしたか?



昨日はNPACC主催の『遺伝カウンセリングとナラティヴ・セラピー』というオンラインイベントに参加しました。

国重浩一先生(kouさん)の学びに参加して以来、心の片隅にずっといる“ナラティヴなわたし”を久々に味わうために申し込みました。


遺伝カウンセリングとは、出生前検査に伴う様々な葛藤に寄り添うためのカウンセリングのことです。

遺伝カウンセリングでは、遺伝に関わる悩みや不安、疑問などを持たれている方々に、まず科学的根拠に基づく正確な医学的情報を分かりやすくお伝えし、理解していただけるようにお手伝いいたします。その上で、十分にお話をうかがいながら自らの力で医療技術や医学情報を利用して問題を解決して行けるよう心理面や社会面も含めた支援を行います。

遺伝カウンセリングQ&A:日本遺伝カウンセリング学会


わたしが直接かかわる分野ではないかもしれません。

しかし、キャリア=“生き方そのもの”とするならば、この悩みがきっかけで仕事が手につかない方と出会うこともあるかもしれません。

そんなとき、「何も知らない」のと「少なくとも概要はわかっている」のとでは、対応に差が出てくると思うんですよね。

医学的な専門的分野のお話しはできなくても、そこにある『命の選択』を迫られる苦悩に寄り添うことはできるのではないかと。



ナラティヴ・セラピーは『人の尊厳を大切にした語り』が軸にあると理解しています。

  • 何を語ってもよい

  • 人ではなく問題自体に問題がある

  • 社会通念と切り離して本当の心の声を聴く

そんなかかわりがナラティヴにはあると、わたしは感じています。

遺伝カウンセリングとの親和性が高いこともうなづけます。



学びの中で、ご自身のつらい経験を語ってくださる方がいらっしゃいました。

紡がれた言葉は……心の嘆きでした。

それをいま学びの場で語っていただいたのは、ナラティヴ・セラピーによって救われたからなのだと思います。

大変ありがたいと感じるとともに、ナラティヴ・セラピーが生きることを目の当たりにして心が熱くなりました。


ブリーフセラピーやグリーフケアにも通じるものがあります。心理学の学びの先には、もっと心に関わる世界が広がっているのだと感じています。

素敵な学びの機会に出会えたことに、あらためて感謝しています。ありがとうございました。




明日も素敵な一日でありますように。

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