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SNSでオシャレで素敵だけ切り取るのも、リアル過ぎるものを発信するのも、気恥ずかしい

偶然始めたお片付けノートで、片付けられる人になった整理収納アドバイザーのmocaです。

さて、「整理収納アドバイザー」と名乗るからには、家はいつでも片付いていて、掃除がどこも行き届いており、収納の中身も隅から隅まで人に見せても問題ない状態、便利な掃除グッズや整理収納術を沢山知っていて、ためになる情報をどんどん発信してくれる人、と思われる方も多いと思います。

もちろんそういう素晴らしい方もたくさんいらっしゃるので、私もそういう情報を発信すべきとは思っているのですが、ふつうに暮らしていたら、それ以外の場面の方が多いのが私の生活の現実です。

あと、、、正直に言ってしまえば、
「人目に触れるからには、なるべくオシャレで素敵に見えるような場面を切り取ろう…!」としている自分がいることも否めません。「ほんとはこんなんばっかりと違うんだけどな…」と思いながら写真を撮り、そのくせ「なんかオシャレに撮れたかも?映えー!盛れたー!」と満足している自分も確かにいます。

家はきれいになったといっても、片付け苦手な頃と中身はたいして変わってないのに、日常生活をSNSで発信することに、小っ恥ずかしさが拭えません。。でもリアル過ぎる日常はこんな感じ。。

【オシャレでも素敵でもない日常の例】
・洗面所のゴミ箱はガサッとレジ袋かけだけ
・G対策やアリ対策の諸々の薬剤を見えないところに置いている
・キッチンのタオルが全体的に古びてきている
・ベッドパットが5年使ったらビビるほどボロボロになった
・2週に1度の燃やさないゴミの日を夫婦共に忘れがちで持ち越すこと多発
・圧力鍋のパッキンが臭いので買い替えたい
・テントをひとつ、メルカリに出すつもりでしばらく玄関に放置している
・zozoに買い取りに出した洋服がALL10円だったのでそっと返却してもらった

「こんなリアルな日常を世界発信するのは別の意味で恥では…?」
「でも、完璧に整った生活なんて無理だし、資格持ってる人でもこんなんだという現実も見せた方が安心されるのかもしれない…。」
「いやいや、そんなヤバい整理収納アドバイザーの情報いらなくない…?」
「でも昔の私も、何か片付けのヒントを探しまくってたし…誰かの目に止まって役に立つなら、なんでもいいから上げたらいいのでは?」

・・・などなど、自意識過剰なめんどくさいことを考えはじめてしまって、

「人に見せるために生活してないし。。とは言ってもやっぱり役に立つこと、ためになることを発信せねばならないよなぁ。。でも、私はそういう収納ワザやライフハックみたいなものだけ頭に入れても、全然片付けられるようにはならなかったし、家もキレイにならなかったんだよなぁ。あああああああ」とぐるぐる思っているうちに気づいたことがひとつ。

私は、片付けが苦手な人に「お片付けノートっていう片付け方があるよ」ということが伝わればそれでいいんだ、と。

いま片付け苦手と思っている人に「お片付けノート、やってみようかな」と思ってもらえるのであれば、どんなことでも発信する意義はあるんじゃないかと。

Twitterでお片付けノートのやり方を発信したのが縁で、本を出版させていただいたり、いろんな雑誌に取材もしていただいて、私のほんっとに片付けられなかった経験と、片付けがみるみる身についた経験の「両方」が人の役に立つことが、本当にうれしかったことを思い出しました。
そうそう、両方あっていいんですよね。オシャレっぽいのもリアルなのも、恥ずかしくても、誰かに届くなら発信した方がいい。

私が心からオススメできる片付けメソッドです。
いまだに、片付けが苦手な人が、これより簡単に片付けられるようになれる方法を知りません。子供でも、体力がない人でも、忙しい人でも、今日からすぐに始められます。

「1日3〜5個、捨てたものとその理由を書く」

本当にそれだけです。ぜひ。


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片付け苦手を自覚している方なら、きっと使ってないノートの1冊や2冊あると思うのでそれを使うのがベスト!
ノートないよ〜という方はご自由にプリントアウトしてどうぞ。

お読みいただきありがとうございます!1日5分×3週間で片付けられる人になれる、簡単なメソッド「お片付けノート」を公開しています。【著書】「1日5分!お片付けノート」(扶桑社)「お片付けノートで見えてくる!大事なのは『捨てる理由』でした」(主婦の友社)