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映画感想文_ラーゲリより愛を込めて

第二次世界大戦が引き起こした混乱の中の悲劇。
悲劇なんて言葉で言い表すにはあまりに惨すぎる事実。

”戦争””愛””悲劇”みたいな宣伝文句のせいか、
どうせお涙頂戴映画だろうなんて軽い気持ちで鑑賞。
案の定泣きました。
泣ける映画と分かって泣いてしまう。なんだか悔しい。

学生のころの日本史・現代史の授業で、第二次世界大戦の内容の際に、
たしかに広島・長崎に原子爆弾が投下されたのちにソ連が条約を破棄し満州に攻め入ったことで日本が降伏した、みたいなことを学んだ気がする。
※間違っていたらすみません。うろ覚えの知識、ご容赦を。。。
たしかにその時、原子爆弾の投下から一週間近く経ってから降伏したんだ、と違和感を感じた記憶がある。
教科書ではたった一文の、そのソ連侵攻にこんなにもいやなドラマがあったとは。
史実をもとにした内容とのことでなお驚き。
こんな理不尽があっていいのかと怒りすら感じる。

世界に目を向けると、今まさにウクライナ侵攻が続く状況。
最近はあまりテレビでも取り上げられなくなってしまったが、きっと今もなお戦禍に巻き込まれ辛い思いをしている人が大勢いることだろう。
奇しくも、侵攻したのはこの映画で取り上げられた国家と同じ領土を持つ国。
だからと言ってその国が嫌いも滅べばいいという気持ちもないが、
なんだかな…という気持ち。

今日本で暮らす大勢の人が戦争を体験したことがないわけだが、
それこそウクライナの問題然り、昨今の中国・台湾の問題然り、
すぐ近くで争いが起きていて、この国にいるとそんな実感を持てなくて。
なんとなくニュースを眺めている自分がやはりその他大勢のうちの一人であると改めて認識。
思うことがあれば、noteを使ってでも、投票に行ってでも、募金に参加してでも、
声を上げなくてはいけないなと、そう感じた次第です。

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