230106_卑屈と矜持

ここ最近、自分自身に対しすごく感じることがある。
それは、自分がかなり攻撃的になっているということ。

自分が思った通りにコトが進まないとイラっとする。
黙っててほしい、早く決めてほしい、
意味のわからない意見を言われた、なんでそこ敬語使ってきた?
些細なことに対してイライラし、モノ言ってやろうと思ってしまう。
実際に言ってしまう。かなり攻撃的な言葉使いで。

わりと温厚なタイプだと思っていた自分が、
いつのまにか自分の世界が凝り固まり、許せると許せないの境界線がはっきりと出来上がっていた。
自分が小さい頃に田舎にいたような、「いつも怒っているおじさん」になりかけている。
あれ?なんでこんなんなってるんだ?


元々卑屈な方だったと思う。
小学生のことから社会人になるまで、かなり怒られて育ってきた。
それはもちろん自分がポカをして怒られることもあるのだが、
それよりも自分の見た目や性格やキャラクターから、大人にとって自分は「言いやすい相手」だったのだと今になって自己分析している。
成績が超優秀だったわけでもなく、スポーツも飛び抜けてできたわけではなく、そんな中途半端でなんでも一等賞を取ったことがない、そしてなぜか良く大人に怒られる自分は、小学校高学年の頃にはすでに「どうせ自分なんて」という卑屈さをうっすら持っていた。

自分に対して「どうせ」とずっと諦めていたもんだから、
あまり努力をしてこなかった。これは以前の日記でも書いたかも。
もちろん全く努力していないわけではないが、人様と比べると何一つ自慢できないくらいには勉強も運動も努力してこなかったわけで、
それが故に?なんとなく、何事もセンスで乗り切ってこれてしまった。
乗り切った過程においても何度も大人にしっかり怒られてきているのだが…

そんなこんなでのらりくらりと特別人より努力することなく生きてきた結果、
それなりの大学に入り、それなりの会社に入り、これまで生きてこれている。
そこで気付いたら自分の中にいた自尊心。
「自分の生まれ持ったものでここまでやってきた」みたいな感情。
特に努力しないでここまで来ちゃいましたよ私!的な。


そんな思いが年々うっすら湧き出て、いつのまにか地層のように押し固められていた。気付いた時にはプライドの塊。
そうなると周囲に対しても厳しくなる。
自分が生きてきた「感覚」で、こういう場面ではこうした方が良いっていう正解を持っているもんだから、周囲に対してもそれを求めてしまう。
その通りいかないとイラっ。
それで結果上手くいかなかったり、グダったりしたら攻撃的な言葉を使って相手を責めてしまう。
なんと!パワハラ上司、モラハラ亭主の出来上がり!(管理職でもなければ結婚もしていないけども…)

その一方で幼少期に出来上がった卑屈さを今もなお持ち続けている。
自分は自分が大したことない人間だと知っている。
仕事していてミスをしたりポカをしたりする。
プライベートでは聞き役になることが多いし、異性には奥手だったりもする。
どうせ自分なんて、という気持ちがずっとこびりついて取れず、
どこか一歩引いてしまう自分が常に自分の中にいる。

この自分の中の気持ち悪い二面性。
今日も同僚にキツめの対応をしてしまった…と後から猛反省をしたり、友人の紹介で出会った女性と二人で食事に行って「全然ダメだった〜」と別の飲み会で別の友人にネタのように自虐的に話したり。


いままでなんとなく、のらりくらりと生きてこれてしまったツケが回ってきているように感じる。
思春期の頃特有の自分に対する感情の整理や就職活動時の自己分析や、それ以外のタイミングももちろん含め、
スポットスポットで自分のことを考えて整理することを怠ってきたことで、自分という人間がうまく形成されないままこんな年齢になってしまった。
そんな状況なので去年からnoteを使ってアウトプットする作業をしてきているわけだが…
この黒歴史たちは自分のためになっているのか甚だ疑問である。

もっとカッコいい大人になりたかった。いや、なりたい。
そのためにはまず自分の中のカッコいいを言語化しなくては。
自分についてたくさん言語化して、今年終わる頃には少しでも成長しているだろうか、
まだ遠そうだな、果てしないな・・・

※結びに…
この文章を見返すと、自分はセンスが良いから人生イージーだぜっフゥーーーってタイプの人間だなこいつ…しかもそれ自分で言っちゃってるわ…尚且つパワハラモラハラかよ…と強く感じましたが、敢えてそのままにしました。
そう強く思っているわけではないけども、そう思っている部分も確かにあるのです。そんな自分に対して(笑)的な嘲笑を向けて記載しているという自虐的なモードです。
知り合いに見られたら非常に恥ずかしい文章であることは重々理解しつつ、匿名であることをいいことにまんま書いてしまいました。
この記事をご覧になった数少ない方にとってお目汚しかと思いますが、ご容赦ください…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?