自分が好きな自分であろう。

人には自ら選択する能力が備わっている。

生活するのは選択の連続だ。
朝ご飯は、パンかご飯か。今日は、メガネにするか、コンタクトにするか。
友達の誘いを受けるか、受けないか。誘うか、誘わないか。
今から、ゲームをするか、しないか。
noteを書くか、書かないか。

そうして今、筆をとっている私も、書くという選択肢を選んだ。

しかし、日本には義務教育というシステムが存在する。

学校に行くのが義務である。

学校に行きたいか行きたくないかではなく、行くのである。

それでもなお、行きたくないというと、大人から目をつけられ、「不登校」という付箋が貼られる。

付箋を貼られてきた私にとっては、なんとも苦しかった人生の１部であるが、その環境下の人と接する機会をいただき、今日驚くほどの感銘を受けた。

とある１シーンを切り取る

身体的侵襲を伴う検査を拒む男児
それに付き添う私。
なんと言葉をかけていいのかわからない。
本音を言えば、嫌と表現しているその言葉を信じてあげたい気持ちだった。

結果として、身体的侵襲を伴う検査を自らやる決断をした。
そのプロセスには、並々ならぬ苦悩とそれを乗り越えた癒しがあっただろう。

人生80年として、70万時間あるうちの、ほんの１時間のうちで彼は大きな一歩を踏み出したのだ。
彼は自分の意思で、自分の体を守るためにその選択をしたのだ。
決して大人がやらないといけない。を突きつけたわけではない。

検査の結果がどうであれ、彼は嫌と表現した検査を、自らの意思で受けた事実には変わりない。その決断に踏み切った彼に賞賛。

また、その後、彼が表現した言葉にもさらに感銘を受けるものがあった。

僕は一人だと弱い。だけど、こうして一緒にいてくれる人がいるし、そうすると周囲の優しさに気づく。そういう人に出会えてる僕は、恵まれていると思う。
今日、おみくじで末吉が出たの。恋愛のところに、感情は伏せよ。って書いてあって、でも感情はなんで伏せないといけないのか。僕はそれだとつまらないと思う。言っちゃいけないこと以外は、感情は出してもいいものなのかな。

彼と出会って、ほんの３時間ほどだけど、人生追い越された気がした。

人生に必要なレジリエンスは、あなたのセンスによって磨かれているし、
あなたは大物になる気がするよ。

言い忘れたけど、あなたはあなたの選択を大事に思ってくれる人を大事にして欲しいと心から願っています。