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何で岸田政権は支持されているのか?

 岸田政権の支持率が過去最高だそうです。個人的には評価するようなことを特別している政権ではないように感じます。

ですが、この支持率の背景には日本人の政治に対する意識が反映されていると思われます。

岸田政権が発足してから半年以上経ちますが、政権として成果を出しているとは言えません。3回目以降のワクチン接種もうまくいかず、補助金出すことは早々に決めて、金融資産課税もちらつかせています。

ですけど、野党がボロボロなので参議院選挙は勝利するという予想が早くもされています。

 どうしようもない日本政治に悲観するわけですが、なぜ支持率が高いのでしょう。

・減点法による評価

 その最たる理由として考えられるのは日本人が政権を減点法で見ているからと言えます。

安倍政権・菅政権と比較しましても、メディアで話題になることは少ないのが岸田政権の特徴です。

通常国会が開会してから岸田総理は重要な政策は「検討」という言葉を連発して揚げ足を取らせず、ウクライナとロシアの武力衝突が始まると、メディアはそれ一色に。

 影が薄いので可もなく不可もなく、報道されないので目につかない。そして支持率が高くなる。

これは日本人が政治を減点法で考えていると言えます。

岸田政権はメディアに叩かれていないし、話題にもならないので「悪いことはしていないのだろう」という認識になり評価につながるのです。

・政治に無関心ではなく、信用がない日本?

 このような減点法で政治を捉える日本人は最初から政治を信用していないと考えているのではないかと感じます。

政治に期待をしていないから、話題にならないのです。政治に期待をしていたらその情勢を逐一確認するのが普通です。

「大衆の利益になるようなことはするわけがない。だから興味を持たなくても問題がない。悪いことしたら話題になるでしょ」

そのような考え方を日本人の多くが持っているのではないかと最近、よく感じることです。

 確かに政治を知らなくても生きていけます。知らなくてもどうとでもなります。

ですが、その考え方に甘えて政治家が国民から税金を吸い上げて生きているというのは知っていて欲しいなと日々感じます。

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