友人に異性を紹介する時の話

今回のノートのターゲット:
・友人に自分の友人を紹介する、もしくはした事がある人
・友人に軽い気持ちでも「異性の紹介を頼んだ事がある」人
・これからそうなる可能性がある人
・合コン、飲み会の幹事やる人

前回とは打って変わって俗なテーマです。
正直言って今の若い世代が「合コン」などと言うものを開いてるのかどうか私にはわからないけど、リアルでそこそこに男友達も女友達も多い私は昔から「飲み会の開催」をお願いされる事が多かったので、経験を活かして今日は知人から「誰か紹介して欲しい」「合コン開いて」などと頼まれた時、もしくは頼む時の取るべき行動を提示していこうと思います。

・これって飲み会?合コン?

私の場合は「合コン」という言葉を使うか「飲み会」という言葉を使うかはその時の参加者のタイプ(質ではなく型)によって使い分けてました。

男女間の出会いを積極的に求める様な会合の場合は「合コン」を使うし、なんとなく「友達増えたらいいな、あわよくばその中にタイプの異性がいたらいいな」くらいの感じの人が多ければ「飲み会」という言葉を使っていました。
ここの感覚が参加者内で既に割れている場合、だいたい誰かが不快な思いをする事が多いので幹事は人選の際に注意して欲しいと思います。

「合コン感覚」の男女が集まってる中に「飲み会感覚」の人間がいる事はそんなに問題にならないんですが、「飲み会感覚」の人間が多い中に「合コン感覚」の人間がいると「誰かが不快な思いをする」事が多いです。なんとなく伝わりますかね。

例えば、昔からよく言われる勘違いが「バーで一人で飲んでる女は男から声を掛けられるのを待っている」という話です。中にはそういう女性もいるかも知れないけど、そうじゃない女性もいる事を理解しよう、という話。むしろそうじゃない女性の方が圧倒的に多数派です。あくまで「普通のバー」の場合だけど。

「一人で飲みたい」
「懇意の店員がいる」
「バーは本でも読みながらゆっくりする場所」

などと考える方もいるので、もしこれを読んだ人の中に「バーで一人で飲んでる女には声を掛けるべき!」とか思っている人間がいたら少しだけ思い留まって欲しいと思います。断られた時に「なんで?男探してんじゃないの?」とか「男誘う気ないなら一人でバーでなんて飲んでんじゃねえよ」とか言おうもんなら完全クズ扱いになりますので気をつけましょう。というか、そんな風に思う時点でクズですけどね。でも信じられないかも知れませんがどちらの言葉も「女性が実際に言われた事のある言葉」です。

無論、例えば「出会いに特化したバー」とか「店自体がお客様同士のコミュニケーションを推奨している場所」の場合はその限りではありませんが。

閑話休題。
・人選って、どうする?

言うなればここが今日のノートの本題です。まず合コンや飲み会の話を出しましたが、彼氏彼女を探すために「友人の紹介」をする際にも、される際にも非常に大事な点なので、自分の友人を紹介する、される様な可能性がある人は参考にして欲しいと思います。

「友達紹介してよー」「誰かいい人いない?」というのは言う事も言われる事も可能性のある言葉だし、人生で一度二度くらいは言ったことのある人も多いのではないでしょうか。そんなに強く思ってなくても「恋人と別れた」「独り身が長い」などとなると本気かネタ的にかはともかく使ってしまいがちな言葉ですね。

今回は例として私が「言う側」で話を進めます。

私「かれこれ一年彼女いないわー、普通に生活してたら出会いもないし、誰か紹介してよ。いい人いないかなあ?」

友「んー、どんな子がいいの?」


はいここ!

すごく自然な会話だと思うけど、私理論で言うとここが悲劇の始まり。

今回の本題でもありますが、大切なのは「どんな人がいいか」ではなく「どんな奴だけは絶対にダメか」なのです。

ここを間違うと「会ってみたらすごくルックスも好みで、それ故にダメな所もその時はダメに見えなくて、付き合ったもののやっぱりダメな所が目について来て酷い別れ方をした」という実例もあります。

なので理想的な提案の仕方は

友「んー、どんな子だけは絶対無理?」

これです。

ここを聞いておくと、紹介する方も楽です。とりあえずその無理ポイントだけ避ければ上手くいく可能性があるから。まず、今まで生きてきた中で言われた「絶対無理な点」のサンプルを数点紹介しておこう

・デブ無理
・ガリ無理
・タバコ吸う人無理
・B型無理
・食べる時クチャクチャ言う奴無理
・箸の使い方が下手な奴無理
・童貞無理
・イケメン無理
・ブサメン無理
・私(女)より背が低い人無理
・仕事してない奴無理
・収入◯百万以下は無理
・食べ物の好き嫌いが多い奴は無理
・トイレの時ドア閉めない奴無理


パッと記憶を辿るとこのくらいでしょうか。多分もっとあるけど。

イケメンやブサメン、デブやガリなどは主観が入るので正直あまり参考にはならないけど、それ以外は自覚出来るモノばかり。「背が高い人が好き」と「◯cm以下は絶対無理」では意味合いが全く違うのです。

「〇〇な人が好み」という場合は〇〇でなくても上手くいく可能性はあるけど「××だけは絶対無理」という場合は××は絶対無理です。ここで提示される「無理ポイント」は生活レベル、家庭レベルの「絶対に相容れない文化」なのです。

好意的な点を重視して紹介すると、この「絶対ダメな点」を併せ持った相手を紹介する可能性があります。そうだった場合はっきり言って時間の無駄。1回目会わせた時点でそのダメポイントが発覚して終局してくれればいいけど、何回もデートを重ねたり、ましてやちゃんと付き合ったりした後にその「絶対ダメな点」が発覚して別れる事になったりしたらお互いが無駄にする貴重な時間は数ヶ月、数年に上る事すらあります。逆に言えば、紹介する側にはそれくらいの責任が伴うとも言えるし、紹介を頼む側はそれくらいのリスク管理を紹介者に委ねているのです。

どうでしょう。友達を紹介する時に「どんな子がいい?」「どんな子がタイプ?」などと聞くのがいかに危険な事か理解して頂けたでしょうか。

・紹介する側は今後は「どんな子だけは絶対ダメ?」と聞く
・紹介をしてもらう側は「どんな点だけは絶対に無理か、譲れないか」を明確にしておく

これだけで、不幸なカップルの誕生は少しだけでも減らす事がきっと可能です。
合コン、飲み会の幹事をやる方は肝に銘じておいて頂きたいと思います。

私のノートが貴方の選択の一つになれたなら、嬉しいな。

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