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"薬膳コーディネーターが解説!"『不調を改善する食薬』〜五月病〜

どうも!薬膳コーディネーターのokashigeです。


今回は毎年この時期によく聞く


”五月病”


をテーマお伝えします!


ゴールデンウィーク明けあたりから、
なんだか気分がすぐれず体が
だるいと訴える人が多くなります。

いわゆる五月病で、新しい環境に
心身がギャップを感じている状態です。
たいていは時間と共に収まりますが、
食事で少しは軽減できたら良いですよね。


中医学では、五月病は体に血液が
不足している「血虚」と考えます。

肝に血液が足りず、気持ちが
不安定になる状態。

これに新しい環境での疲労が
溜まり気力不足になる「気虚」と、
ストレスが溜まる「気滞」が
重なって心身の症状に現れます。


※中医学・・・中国の伝統的な医学体系です。

中医学は、バランスと調和の原理に
基づいて人体を理解し、
疾病の原因を追求します。

その中核となる概念には、
「気(気血)」、「陰陽」、
「五行」などがあります。

中医学では、体内のエネルギーである
「気」と体液である「血」の流れが
正常であることが健康につながる
と考えられています。また、「陰陽」の
バランスが崩れると病気が発生するとされ、
五行理論では自然界の
五つの要素(木、火、土、金、水)と
身体の臓器や組織との関連を考えます。

中医学の診断方法には、症状の観察、
問診、脈診、舌診などがあります。
治療法としては、漢方薬(ハーブの組み合わせ)
や鍼灸、マッサージ、食事療法、
運動療法などが用いられます。
個々の状態に合わせた
総合的なアプローチが特徴です。


体の状態別のおすすめ食材をご紹介します。
以下の食材を目安に、
まんべんなく食べることで心身を労りましょう。


●血虚→トマト、にんじん、あずき、
クコの実、ナツメ、ほうじ茶、
紅茶など赤い色の食べ物と、
まぐろ、ひじき、海藻、牡蠣などの
黒い食べ物で血を増やす。

●気虚→ねぎ、きのこ、さつまいも、
かぼちゃなどで、胃腸を養う。

●気滞→三つ葉、パクチー、バジル、
ハーブティーなど香りのもので、リラックス効果を促す。


あれ?五月病かな?と感じたら
まずは赤い色の食べ物で血を補いましょう!


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