#旅する日本語 2019まとめ
ゆっくり少しずつ書いてきた、#旅する日本語
このコンテストは書くのも読むのも軽快で大好き。400字におさめることが難しくて面白く、旅を思い出すことが切なくて愛しい。
残すところあと2つ。振り返りながら、このnoteにまとめておきたい。
*途立つ
子連れの不安を抱えていた時の、旅先での出会い。上品なお母さん。
*追懐
実は、富士フィルムの会社説明会に行った時の話。選考には落ちた。
それでも記憶では、良いことになっている。
*涼み客
20年前のタピオカミルクティー。なんの変哲もない薄いカップに入っていたのに、最近はなんだかお洒落になっちゃって。
*六月柿
未
*大童
子ども達が旅先ではしゃぐ姿を見ていると、心がまろやかになる。
これは、最近の可愛い出来事。
*心細し
こちらも最近の話。
一緒に遠くへ出かけたいと思えることが、嬉しくて少し切ない。
*万福
ハネムーン。シンガポール航空のお姉さんは、妙に陽気だった。ハッピーハネムーン!ってもう一回言われたい。
*麗らか
息子の笑顔は、いつも私を麗らかにする。
*和煦
春と聞いて思い出すのは、いつも不安定で暖かい日のこと。
大学に入学したばかりの頃と、社会人になった頃、2つの春。
*致景
大学時代の旅。あの壮大な景色には、一瞬怖いとすら思った。
*心安
今年の話。子供たちのはしゃぐ姿は、花火より美しい。
不思議と、時間が経っていても、色や、匂いや、手触りまで思い出すことができる。手のひらですくうように、書き残したい。
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