見出し画像

はじめてのホーチミン、5日間の記録_Day4家族でベトナム料理を習う

3日目はこちら

ホーチミン4日目。
この日は夫と息子が朝ごはんを買いに行ってくれたので、のんびりと起きた。夫念願のハイランズコーヒーは、ベトナムの人気チェーンらしい。
高島屋の地下にもあったし、少し歩いたところにもあった。

コーヒーとバインミー、パッションフルーツ?のケーキ

何コーヒーにしたんだっけなー。すでに記憶がおぼろげだが、おいしかったのは確か。バインミークエ(小枝のような細長いバインミー)も良いものだった。

チキン&チーズのバインミーと、ビーフのバインミー。どちらも具材は少なく、酢漬けの野菜とか香菜も入っていなくて、すごくシンプル。でもパンはサックサクのベトナムの感じ。細いので、軽くて食べやすい。息子も娘もいたく気に入って、勢いよく食べ進めていく。

カリカリサクサク、1本120円くらい

いや、しかし…4人でコレ2本とケーキ1つはさすがに少なすぎない?夫いわく、この後は料理教室もあるから少なくていいじゃないとのこと。それも一理ある。

しかし私は、朝ごはんは1日の中で最も胃の調子が良いチャンスタイムなのだ。しょうがないので、文句を言いながら冷蔵庫に冷やしておいたチョコミント味のPEPERO(トッポみたいなお菓子)を食べた。これもおいしかった。

9時過ぎ、Grabに乗ってM.O.M.CookingSchoolという料理教室へ。前日に歩いて場所を把握しているし、Klookの返金も無事に完了していたので、心穏やかに到着。超ローカルな屋外食堂を通って階段を登った場所にあるけれど、中はとってもキレイ。

ちなみに、私は国際系の学部を卒業しているのに英語があまり喋れないというコンプレックスがある。もしも欧米圏だったらば、長い溜息をつかれそう。しかしベトナムでは、みんな英語ネイティブでないからか全く私の英語をバカにする素振りがない!超歩み寄ってくれる!

ウェルカムドリンク

子ども達も「え、なにどういうこと!?」と日本語で先生を呼び、手取り足取り教えてもらって、「カムオン(ありがとう)」で丸く納めていた。英語力も大事だが、出川力(持っているボキャブラリーで堂々とコミュニケーションを取る力)も大切だ。

2時間半ほどのレッスンで、作ったのは4品。
まず、ココナッツウォーターにナンプラー、砂糖、お酢を入れて、何にでも使えるソースを作る。味見すると、あまくて酸っぱくて好きな味だった。

1品目は、青パパイヤのサラダ。青パパイヤや人参、お肉などの材料を分担しながら細く切って、タレと和えて、ピーナッツをかける。とっても簡単。
2品目は、生春巻き。春巻きと言ってもライスペーパー で包むのではなく、ブンと呼ばれる米麺を包むニュータイプだった。茹でたニラを1本敷き、大葉、レタス、米麺、肉、卵、海老…と重ねていく。簡単だし、とっても華やか。ニラで束ねるサラダ、って面白い。

竹ざるにバナナリーフ、かわいい

素麺が余った時も、もしかしてサラダにしたらいいんじゃない?錦糸卵もカニかまも天ぷらも頑張れば束ねられるよね?レタスを敷いてタレを変えたら、サラダに生まれ変わるんじゃないだろうか。

2品出来た時点でテーブルに並べ、食事タイム。完成してからまとめて食べるのではなく、次の料理の準備を待つ間に食べる。せっかちな私には嬉しい効率的な工程である。

しかし、サラダは子ども達の口に合わなかったらしく、ちょっと残念。サラダをえびせんに乗せて食べるのだが、えびせんのほうにハマっていた。私にはめっちゃおいしくてすべて完食したけれど、あれ…もう…お腹が…いっぱいだぞ?

3品目は海老のかき揚げ。シュリンプケイクってエビトーストみたいなやつか?と思ったら、かき揚げだった。タロイモと人参を細切りにしてバッター粉につけ、海老を乗せて丸い容器の中で揚げていく。

奥の丸い容器で揚げたの

海老が嫌いな子ども達には、うずらの卵やマッシュルームに代えてくれてとてもありがたかった。子ども達の好き嫌いを機に、カムオン(ありがとう)が、「シンロイ(ごめんなさい)、カムオン!」に進化していく。

満場一致でおいしい

もう完全にお腹がいっぱい。夫の朝食は正しかった。ずっとさすったり飛び跳ねたりして悪あがきをするが、何も食べられそうにない。

しかし、4品目。
今度はレモングラス入りの炭焼きミートボール麺!レモングラスの下の方を刻み、お肉と混ぜ、木の棒で潰し、丸めて網に乗せて炭火で焼く。ぜったいおいしいやつだ。

なんだかんだ言いながら、お肉ぜんぶと麺の半分くらいを食べた。大葉やパクチーが肉の脂をスッキリさせて、米麺とタレが甘くやさしく包み込む。

うまい!お腹がくるしい

最後に、黒い糯米に若いマンゴーとヨーグルトソースをかけたデザートを出してくれた。クセのあるフルーチェみたいな感じで、ボリュームもあり、ほとんど食べられず。ごめんなさい… 初めての味を体験できたのは面白かった。

不思議な味と食感

総じて、すごく楽しかった!家族でおそろいのエプロンをつけて、わーわー言いながら見たこともない料理をつくる。匂いを嗅ぎ、手を動かす。言葉が通じなくてもノンバーバルで助けを求めたり、おいしさを伝える。

食べきれなかったかき揚げは紙パックに入れて持ち帰ったので、近くでお土産屋さんへ寄ったりプリクラを撮ったりしてから一度ホテルに帰還した。冷蔵庫に入れないと心配だからね。

しばらく部屋でゴロゴロした後、Grabに乗って少し離れた場所にあるタオディエンという街へ。ガイドブックにおしゃれエリアとして載っている街で、かわいいお土産とかが買えるのかな?と思ったけど、たいして心ときめくものは無かった。ほんの少しぶらぶらしてポストカードやおもちゃを買った。

そして、サザエさんのエンディングみたいな感じで意気揚々とハイランズコーヒーにゴール!

フー!潤う

本日2回目、飲んでみたいものがたくさんあって楽しい。週1で来たい。メニューはこちら。https://www.highlandscoffee.com.vn/en/coffee.html

10,000VNDで60円なので、0を3つ取って6を掛ける。ドリンク1杯だいたい300円〜400円くらい。

おしゃべりしていたら、息子がおもむろに、「もう1回バインミー食べたい!買ってくる!」と夫からお金をもらい、レジに駆けていった。息子は自分のやりたいことにはなぜか全く物怖じをしない。

バインミーへの強い気持ち

料理教室でも、机の上のミントキャンディを見つけたときだけ、先生に向かってピンピンに挙手をして、「ミントキャンディ―OK!?」と聞いていた。先生は呆れた顔で笑いながら、好きなだけ食べな…と言っていた。プロセスは要改善だが、とりあえずやってみようという成功体験にはなっている。


タオディエンでは買い物欲を満たせなかったので、部屋に戻る前に娘とふたり、なんとなく高島屋の地下1階に降りる。地下1階には若者向けの服やアクセサリーが売っているのだ。

ふと、アクセサリーショップに目を留める。日本で言うと4℃とか、もうちょっとカジュアルな雰囲気のお店。娘がきらきらした指輪を見て「かわいー」と言ったので、何となくお兄さんに値段を聞いてみる。1万円くらいかな?ベトナムだしもうちょっと安いかな?と思いつつ。

そうしたら、40万VND(2,400円)と言われてぶったまげた。やっす。なぜガラスケースに入っているのだろう。ベトナムブランドだと言うので、じゃあ1つ買おうよと娘に言うと大喜び。目にギラギラした光が宿る。

そこからガラスケースの周りを永遠にくるくる回るタイムが始まった。これかわいい…と娘が指さすと、お兄さんがうやうやしく鍵を開けてリングを出してくれる。私が値段を確認する。娘がそれをはめて、「見て、かわいー」と言う。私はそれを見て「かわいい」と目を細める。それの繰り返し。

お兄さんは押し売りもなくひたすらに親切で、翻訳アプリで色々教えてくれた。娘が「これにする!!」と決定したときに、2つ買うと10%OFFですよと教えてくれたので、私も小さなピアスを買った。結局、2つで5000円しないくらいだった。部屋に帰ったら、娘はにこにこしながらリングを撮影していて、これまたかわいかった。

帰国後に調べたら、Style by PNJというらしい。PNJというジュエリーブランドのカジュアルラインのようだ。

そうしてまた部屋で休み、暗くなってから息子とホテルのプールへ。6階にあるため、ビルの灯りにテンションがあがる。水温も冷たすぎず、夜風が気持ちいい。泳ぎガチ勢を避けながら鬼ごっこした。

夜景が美しい

しかしプールを経てもいっこうにお腹が空かない。みんなもあんまりお腹が空いてないと言うので、高島屋にある香港系の飲茶のお店でワンタンや餃子など軽いものをつまむことにした。ミシュランらしいのだが、あんまり口に合わなかった… 京鼎楼にしたら良かった…

おいしくない顔してる
これはいつでもうまい

結局、夜にまた地下2階のマックへナゲットを買いに行った。何でもありすぎて、ことあるごとに高島屋へ行ってしまう。高島屋に生かされている。

明日はどこに行こうか?何を食べようか?とわくわくする生活も、残り1日。さみしい。

5日目に続く


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?