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選択肢

一昨日上司二人に呼ばれ、何か感じたら担当者を通すようにと話があった。

これまでメンバーの気になることについて聞いていたが、“わからん”“保護者が神経質やからあまりゆうとしんどくなるから”など、かつてからいるスタッフの情報だけで自分がアクションを起こしていないだろう答えと、保護者がしんどくなるようなアクションとはどんなだったのか?腑が落ちないことや疑問に思うことばかりだった。
建前ではなく本音を聞き出して本来のニーズに応えることができればしんどくならないのでは?
本来のニーズからずれたアクションをしたからしんどくなるのでは?
私が保護者に起こしたアクションに対してしんどくなったのか?ただ、担当者のプライドだけの問題ではないのか?疑問に思う。

✳️私は気になることについて、何故そうなのか?原因は何なのか?可能性はないのか?を考えてしまう。

仕方がない、そんなもんだでは終われない、というのが私の信念だから。
文献や論文、SNSで調べて何か手がかりを探す。

個別性をしっかり考えず、理解しようとしない関わりは虐待に繋がる可能性があるから。

✳️のことを伝えた上で『気になることについて“わからない”という答えが帰ってきたら、どうしたらいいのか?聞いてほしいと言っていいのか?』

『担当者が“わからない”といったらそれが全て』
と言われ愕然とした。

メンバーの問題行動について結果で判断し感情的にやめるようなアプローチは強制的に修正していると感じ心苦しくなり、目を覆いたくなる。
問題行動の背景にいくつもの本人にとっての問題がありその問題に働きかけることをしたいと考えるからだ。

物を投げた結果に対して『ダメなことだからやってはいけない』と強制的に止めるのはどうなのか?

物を投げた原因が音過敏によるものだったら騒がしいことに対しての対応をしたい。
物を投げたことによってどこかが痛いSOSなら痛みを解消するよう働きかけたい。

怒りには原因が必ずある。
逆に原因がなければ人が怒ることはない。
相手にしてもらえず寂しいという状況がわかってもらえないことも怒りに変わる。

問題行動が酷くなった原因の大きな要因として白内障から視力が低下し見えなくなることへの不安から問題行動が酷くなったという事例もある。

私が経験したのは問題行動が酷くなった原因が作業所を辞めさせられ、見通しの立たない不安からお皿を割る、割るものが無くなったら食器棚を壊す、冷蔵庫の中身をぶちまける。毎日毎日この状況に対応したことがある。
次の作業所が決まり慣れてきたら問題行動はおさまった。

そして、今の職場では今まで自分で食べていたのにスタッフが食べ物を口に運ぶと食べるメンバーがいる。センター長に、その旨相談すると、お父さんが自分で食べることを望んでるから自分で食べさせて!と言い、『食べないんやったら食べさせんでいいって保護者に言われてるから片付けるよ!自分で食べなあかん!』と言って自分で食べさせるが、私は手を使うことを拒むメンバーの手が機能的な問題がないのか?施設にやってくるOTや、柔道整復師に相談できないのか?と気になる。
また、膝が逆に曲がる為サポーターをつけているが、立ち上がることに唸るのを『怒らない!なんで怒るの‼️』と対応しているのを見て、痛みから唸るのではないかと気になっている。

そういった私の気になることがもし本来の原因であれば、そういった支援は虐待ではないかと感じる。

担当者が”わからない”といったり、強制的に修正する関わりは、いくつかの事例や背景を知っているものとして見過ごすことができるのか?できない。担当者が”わからない”と言ったことがすべてだと受け入れられないし、結果を修正する為だけの関わりを今後も見続けていくことは私にとって大きなストレスになる。

例えば知らない外国語で怒っていて引きずられたところで何故怒られているかわからない。
なにに対してかわからないが突然褒められる。
そんなことで私はストレスが溜まらないわけがない。

担当者が“わからない”といったらそれが全てということを受け入れて働けるのか?その中でどんな風に働けるだろうか?

少し離れたいと伝え、有給と祝日、元々の休みを併せて一週間休みたいと伝え休んでいる。

主治医にはそういったことも相談し、チームで働くことが無理。そう確信したことを伝えた。

8月の面接では自分の経験が活かせないフラストレーションを補うためにパートとして出勤日を減らし、自分のしたいことをしようと思う。と伝えた。

採用面接時、当事者なので手を抜けない。
現場だけだとしんどくなる。相談支援もしたいから2つを兼務することで手抜きのできない現場から離れることができるし、相談支援も現場支援をしながらメンバーと関わることでより有効なケースを作りたいと話したが、今まで現場どっぷりだった為、上記のような支援に対するジレンマが解消されず積み重なっていく。過剰にストレスを感じ血圧も158となり、かつての現場の180越えをしていた頃を思い出す。
この状況で働き続けることができるのか、このままだったらまた以前と同じことにならないか?
ハンディを持つ人々に自分もハンディを持ちながら今後も関わり続けることを選ぶのか?自分が支援を受けるだけの状態になるまで留まるのか?を選択する上で前者を選ぶならその場所から離れなければならない。
また、逃げることになる。。。

休養をしながらそんなことを考えながらガイドヘルパーを探し始めた。
自分が責任を負える範囲での福祉での働き方の中で、かつて経験のある移動支援、居宅介護であれば一対一の関わりなので自分の理想とする関わりを行うことができる。そして他の支援者の対応を見ることがないので他の人の関わりについてストレスを感じることがないという結論に至った。

とはいえ、直ぐに会社を辞めるつもりもなく、私が担当するメンバーに私の今の最善の対応をすることで割りきれるのであればパートとして残る選択肢も残している。

とりあえずは、一人で責任を負えるカウンセラー登録やGHや移動支援を探して自分が納得できる働き方を確保して、自分の活動を増やしていけるように創意工夫をしていこうと思う。

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