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20年以上ぶりのソウル de 歩いた!食べた!

クメール正月真っ只中のカンボジア。休暇を利用して4日間韓国のソウルに行ってきました。灼熱から逃げてというのもありますが、日本まで行く航空券を買うにはわたしの財布が頼りなく、それならばと、途中下車の旅気分で直行便で行けるソウルに飛びました。

かつての韓国コスメブーム

大人になってから親しくなった人は知らないでしょうけど、わたしの社会人のはじまりは、化粧品メーカー勤務という今とはかけ離れたものでした。3年しか働いていませんが、営業ののち商品開発に携わっていました。当時韓国コスメがむくむくと日本市場に進出してきていて、同期とふたり韓国旅行をしてコスメを買い漁った思い出があります。シートパック何十枚も買って、サウナ行ってよもぎ蒸ししてアカスリをして、女子旅を満喫しました。それからの人生で化粧品に関わる仕事はなかったのでしばらく忘れていた韓国という存在。昨今のK-POPブームには乗っていませんが、韓流ドラマはいくつか観ているので、心のどこかには存在していた国。だから行ってこようかという気持ちになったのだと思います。

ふたりの友人

わたしにはふたり、ソウルに友人がいます。ひとりは、ライター時代に知り合ったライターの先輩、日本人。友人と呼んでしまっていますが、もともとは某企業の編集部で一緒だった仲間の前職での先輩。これをわたしは友人と呼びます。心が近かったら友人です。もうひとりは、井の頭公園駅前の赤ちょうちんでよく一緒に飲んでいた友人、韓国人。日本に11年住んでいて日本語がぺらぺらのおしゃれな子。ひとり旅だけど、このふたりを頼って、わたしのソウル4日間がこの上なく濃いものとなったのです。最初に結論を言ってしまいましたが。わたしのハングル語理解率が1%であること、前回韓国に来たのが20年以上前なので予備知識はほぼないに等しい記憶力であること、韓国料理はひとりで食べるには難しい量であること。以上を加味すると「上級者以外の韓国ひとり旅はなかなか大変である」ということになるからです。

ヒップアップに適した街ソウル

楽しい面白い詳細は、わたしのブログよりよく書いてくださっている旅ブログをご参照いただければと思うので、割愛します。ソウルは坂の街。イメージとしては尾道や長崎。大袈裟ではなく、歩いて歩いて歩くと、夜には足のすねのあたりが痛くなっていて、翌朝お尻がしっかりと筋肉痛になるんです。地下鉄やバスといった公共の交通機関が発達していますが、駅と駅の間がたとえ近くても、そこがゆるい丘だったりして知らぬまに坂道を歩く羽目になるのです。わたしは、美容整形で有名な江南(カンナム)地区に滞在しましたが、久しぶりに前屈みの坂道歩きをしました。どこまでも平らなプノンペンでは甘やかしてしまうおケツ筋。これだから、韓国人はお尻がしゅっとしているのかしら? ソウルで暮らせばお尻が引き締まる気がします。

ソウルで肉活!

わたしはベジタリアンではないですが、日頃それほど肉は食べません。魚が選べたら魚だし、野菜だけでも十分平気。わたしが作るカレーライスは野菜だけだし。しかし、韓国で食べたのが、もう肉に肉で肉と肉! ソウルの4日間で、おそらく3ヶ月分くらいの肉(牛肉と鶏肉)を食べた気がします。だから1日2万歩以上歩いてもへこたれなかったソウル観光。これは肉のおかげのような気がするのです。「最近、なんだか元気がないわ〜」「体力衰えたわ〜」という方におすすめしたいのが、ソウルで肉活! いろいろ食べましたが、わたしは人生初のタッカンマリに感動しました。1回の食事でひとりで鶏を半羽は食べてますね。何を食べても感激のうまさで(友人たちがそういうところを選んでくれたからだけど)胃袋のスペアがあるならば持っていきたかったくらいです。

買い物も忘れてないよ

東大門市場や明洞を歩いて食べて、昌徳宮などの世界遺産を見て歩いて食べて。でも歩いて食べただけじゃなくて、せっかくソウルに来たのだから買い物もして帰りました。明洞では女子の味方Olive Youngでプノンペンではなかなか手に入らないヘアトリートメントやマスカラを買い、江南の無印良品で”夏用掛け布団”を買いました。灼熱のプノンペンに布団はいらないんじゃない? と思ったあなた。灼熱ゆえの買い物なのです。一年で一番熱い4月のプノンペンはエアコンをつけないとなかなか安眠できません。でも、つけると微妙に寒い。消すと熱い。こんなときどうする? エアコンをつけっぱなしで布団をかける、これがいいんです。ホテルではよくやるでしょう? ガーゼケットしかない我が家でツタンカーメンのようにケットをぐるぐるに巻いて目覚める夜中とはもうさよならです。アシアナ航空に布団を抱えて搭乗したのはわたしだけでしょうね。

クメール正月に灼熱のカンボジアを避けての旅でしたが、たった4日なのに心の中がぱつんぱつんに楽しみました。AさんとYちゃん、わたしの突然の訪問を受け入れてくれてありがとうございました。そして、休暇が楽しいのは普段ちゃんと仕事をしているからで、働く自分にも感謝をしたソウル旅でした。
帰ってきてすぐ辛ラーメンを食べました。余韻かしら。

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