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2024年8月19日週の通貨の値動きとボラティリティ〜ジャクソンホールが主役

日足ベースのボラティリティ・値幅

ドルスト通貨では足元のドル安で日足高値を更新し、ボラティリティが急拡大。EURUSDで標準偏差で100pipsを超えてきた。1日の値幅(ATR)も復活してきた。EURUSDでATR60pips、GBPUSDでATR約80pips弱。

クロス円は8月6日あたりで標準偏差はピークアウト。と言ってもピークでドル円は5円弱、ユーロ円は5円、ポンド円は8円とかなり異常値で、現在は半分に収まったと言っても依然として標準偏差値は高水準で、ドル円とユーロ円で2.5円、ポンド円で4円程度ある。ATRは8月初旬から徐々に下がって入るものの高止まりしており、ドル円とユーロ円で2円幅、ポンド円で2.5円幅となっている。

ゴールドは、標準偏差で約50ドル、ATR値幅で40ドル弱で、8月に入ってから値幅は高水準で推移している。

日足基準のボラティリティ
上段がドルストおよびドル指数、下段がクロス円および円指数
第2パネルがATR、第3パネルが標準偏差(いずれもn=20)

1時間足ベースのボラティリティ・値幅

1時間足基準にして8月19日週のよりトレード目線に近いボラティリティを見る。

ドルスト通貨は、金曜日夜のジャクソンホールで標準偏差・ATRともに最大値を更新。また、ユーロドル・ポンドドル共に、週後半にかけて1時間の値幅が大きくなっている。ドル指数の動きもほぼ同じで、米ドルが主役でマーケットが動いていたことが分かる。ただし値幅自体はかなり小さく、ユーロドルで8~12pips、ポンドドルで10~15pipsしか動いていない。

クロス円通貨は、週前半の方が値幅・標準偏差共に大きく、ボラティリティが落ち着いてきたような動き。ドル円とユーロ円は30~40pipsの値動き、ポンド円は40~50pipsの値動き。
ドル円や円指数を見ると円高なのだが、ユーロ円はポンド円はあまり方向感がなかった1週間。

ゴールドは5~7ドルの値幅で推移。

1時間足基準のボラティリティ
上段がドルストおよびドル指数、下段がクロス円および円指数
第2パネルがATR、第3パネルが標準偏差(いずれもn=20)

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