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アラフィフが転職活動をして考えてること
今年の冬に、ちょうど50歳になります。
私のこれまでの職歴をざっくりとまとめると…
24歳、某テレビ局の子会社に営業として就職
売上トップで新人賞ゲット!25歳、台湾のマザーボードメーカー日本支社へ転職
英語と少しの中国語を使って総務、営業補佐、在庫管理を兼任27歳、外資系製薬会社IT部門へ転職
プログラミングに魅了されIT部門のアシスタントとなるも、文章力を買われ社内のヘルプデスク管理と社内アナウンスメール等を担当29歳、もうすぐ離婚するモラ夫と結婚
31歳、長男を出産
33歳、部署がなくなり退職
メーカー企業の派遣へ転職(主に翻訳業務)35歳、次男を出産
41歳、三男を出産
派遣になってから、子育てしながら仕事をなんとかこなし、家に帰れば家事もワンオペで、あっという間に15年が経っていました。コロナ禍になってから完全在宅になってだいぶ仕事と家庭の両立が楽になりましたが、離婚協議の中で養育費を渋るモラ夫の発言から年収を上げたくて転職を考えるようになりました。
ちなみにアラフィフって47歳〜53歳のことを言うらしいのですが、一旦正社員のポジションから離れてしまうと、この年齢で正社員に戻るのはなかなか難しいですね。
それなりに経験もあるし資格はいくつか持っていますが、年齢という壁がどうしても立ちはだかるのです。
そして、何社かの求人に応募してみましたが、返ってくるのは「誠に残念ながら…」というお返事ばかり。
子供たちを育てていくことや、日常の生活に追われ、自分のキャリアをについて計画を立てておくとか、必要な資格を取って準備しておくなんてことがおろそかになっていた結果でもあると自戒するけど、今さらどうにもなりませんよね。
けれど実際、多くの日本人女性は私のように家事・育児に協力的でない夫を持ち、その中で精一杯できることをやってきた結果、遅かれ早かれこういう壁にぶち当たって落胆する人も多いのではないでしょうか?
こんなにやる気に満ち溢れてて、人間関係もそつなくこなし、責任感を持って仕事をする真面目な人間がここにいるのに、企業や転職サイトの担当者から丁重にお断りされてしまうという現実に直面して。
やっぱり年齢だけで切ってる?
と思っちゃいますよね。未経験者歓迎とうたってるのに書類だけでお断りのメールが来ますから。
根性論でビジネスを語るのも昭和過ぎるけど、そこいらの若者にも引けを取らない向上心も根性ありますよ?新しいもの、新しいこと大好きだし。目まぐるしい日々をワンオペで回してきた経験から、業務改善や無理無駄ムラを省く視点も研ぎ澄まされています。
そんなやり手の専業主婦の人なんかもたくさんいるんじゃないでしょうか?なんならそれなりの修羅場も臨機応変にくぐり抜けてきましたけど?ってどこに向けいいのか分からないイキった感情が出てきたり。
だけど、こっちだっていけないところはある。何だってこなす気構えのくせに、この期に及んで仕事は何でもいいとも思ってないんですよ。これは違う、それはイヤ、なんて選んでて。
そこで、はたと考える。私のやりたいことは何なんだ?
どんな仕事もそれなりに楽しさを見つけられるだろうし、やりがいも感じられはするんです。だけど、もう今年50歳になってしまう私は、定年が65歳ならあと15年しか正社員としては働けない。だとすると、その貴重な15年をまた家から通いやすいからとか、時短や在宅が可能だからとかいう条件だけで選んでしまっていいのだろうか?
まだまだフォローの必要な子供たちのことを考えると、どうしても仕事の比重がセーブ気味になってしまう。
ま、その条件で今より給与が上がり、しかも正社員として雇用してもらえる職場がそもそもそんなに見当たらないのだけど。
いや、近い条件の求人は多少あります。
例えば在宅勤務ではないけれど、労務事務所のお仕事とか。
私は学生の頃、労務事務所でアルバイトした経験があるので、社労士のお仕事がどんなものか、労務事務所のお仕事もどんなものか知っています。だからきっと自分にもできる仕事だけど、残りの15年を捧げたいか?そして15年打ち込めるか?と聞かれたら、違うんです。
だから給与面や待遇だけでそれを選んでしまうのは、もったいないと感じてしまう。
いや、まぁ、選んだところで向こうからお断りされる確率の方が高いんですけどね?(笑)
転職をしようと思ったキッカケは離婚することだったけれど、そんなことより、自分のために、そして社会のために、本当にやってみたいことに挑戦してみたいと思うようになりました。今の自分の残りの人生から逆算してそう時間もない気はするけれど。
そして、そのための情報収集や勉強を始めました。
この窮地を打破するにはどう動くべきか?先人はどうしてた?今ならどう動く?と、知りたい病が発病しました。
私の人生は紆余曲折です。
離婚の協議も頓挫していて、まだまだ平穏な日々は訪れないけど、そもそも少しも波立たない人生なんて存在しないと思います。
いや本当に、どんな人の人生も、聞けばみんな波乱万丈ですよ。
でもこの日本で、命を奪われる心配のない日常を送り、好きなことに挑戦できる一点において、最高に平穏な日々だとも思います。
そして、波立ってる毎日が私の平常だとも思います。
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