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[下書きのお焚き上げ] 双極性障害の会@就労移行支援

noteを立ち上げると下書きが溜まっているのを再発見するが、いつもそのまま放置しているので、それらの記事を『お焚き上げ』と称してUPしてみる企画。
その企画の第一弾目。
この記事を書き始めたのは2023年10月で、それに時系列を2024年6月のものにして加筆、修正した。


以前まで通っていた就労移行支援では、他の人に障害名を聞くことを禁止している。ただし、本人が自ら他人に対して開示するのはOKとされていた。
そんな訳で、あの人、今日は調子悪そうだなぁと感じることはあっても、その人がどんな障害を抱えているのかは分からない。

そんな状況だったが、ある人が昼休み中に双極性障害の本を読んでいるのを見かけてしまった。本にカバーをすることなく、堂々と読んでいたので、目に入ってしまった。
その日の帰り道にその人と一緒になって、恐る恐る「双極性障害の本を読んでたの見たんですが、もしかして双極性障害ですか?」と聞いてしまった。
本来はNG行為なのだが、双極性障害という意味不明な障害と闘っている仲間が欲しいという欲に負けてしまった。
その人からは「そうなんですよー。okanoさんもそうなんですか?」と返された。
自分としては仲間ができた!って感じで、「実は自分も双極性障害なんですよ。だけどこの病気(障害)がよく分からないんですよねー」と話が盛り上がり、なんとなく仲間ができたような気がして嬉しかったのを覚えている。

そんなこんなで、障害をオープンにしている人の中でも双極性障害と診断されている人が複数人いることが分かり、自然と「双極性障害の会」と自称するようになった。

双極性障害の会では、双極性障害って何やねん?という基本的なところから自己対処、自己対処でダメならどういう対処をするのがいいのか?など、情報交換の場となり、また「同じ障害を診断された仲間」という意識を醸成する会となった。

その双極性障害の会の面々も就職が決まっていき、双極性障害の会もそれぞれの道を進んでいる。

ノーチラスの会みたいに全国規模の自助会もあるけれど、福祉施設ごとに自助会みたいなのもできるもんなんだなぁと思った次第です。
同じ障害の仲間がいるって思えるだけでも心の支えになるので、勝手に自助会もどきを作ってみるのもオススメです。

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