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詩集

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2021年9月の記事一覧

散らかっていても

散らかっていても

部屋にはカセットテープや灰皿、マンガに楽器が散らかり放題、開け放った窓から雨風が吹き込んで、びしょぬれになっても大いびきで寝ていたことのある息子。安物の赤いマットレスが色落ちしだして、シーツは真っ赤。ベッドから血のように赤い水がしたたり落ちていました。

その部屋を整理していたら、恋愛と結婚をめぐる本が出てきて、息子がその中のアンケートに回答を書き込んでいます。「部屋のインテリアをコーディネートし

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息子を想う短歌

息子を想う短歌

口数は 少なくなれど吾子の弾く テンポ早きベースに我も和みぬ

厨房の 仕事を語る吾子は今 少年期を過ぎ 青年の面差し

幾あまたの 豪華な花を踏みにじれば 失意の吾子の 希望とならぬか