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個人配信新シリーズ開始への道のり。その3。「花の如き阿修羅也」

こんばんは。
とうとう明日から新シリーズ配信開始です。
3日連続で1~3話まで一気に配信!

タイトルは「花の如き阿修羅也」。
こちらが配信ストアの一覧です。https://www.com-pass.fun/store/
お好きなストア名をクリックしたらコンパスコミックス一覧がでてきますので、そちらから山田圭子のコンパスコミックスは全て読んでいただけます!
明日16日には「花の如き阿修羅也」も各ストアに並んでいる予定です。

「花の如き阿修羅也」は、秋田書店「プリンセス・GOLD」で2013年に完結した「戦国美姫伝 花修羅」の続編です。

当時は「情熱の戦国ストーリー」と銘打たれてましたが、
これは架空の国と架空の姫大将と乱波(忍び)を史実にぐうりぐうりと混ぜ込んだものなので、当然ながらその部分はフィクションです。
今回のコンパスコミックス「花の如き阿修羅也」はその辺もかんがみ「戦国ファンタジー」になってますよ。
(魔法とか出ませんが)w  

花修羅は8巻まで続けさせてもらえたのが奇跡のような可憐な部数でした。
いつも編集長さんが単行本会議で頑張ってくださっていて、心で手を合わせていました。
本当はもっと長く描きたかったのですが、2巻目からすでに完結までのカウントダウン状態だったので、ものすごいハイスピードで進んだのでございます。なのでものすごい密度です…。通常の月刊連載の枚数では山場は毎回1つ~1つ半くらいだと思いますが、これ2つくらい山がありました。
毎回生と死と愛といくさが溢れていて、容赦なくためらいなく私は愛しい登場人物の命を奪いました。描いてるときは人格がなにか乗り移ってるかのように冷酷非情になっていくので「よくこんなひどいこと描けるな」と不思議に思っていました。
描けないまま終わったキャラもいるし、ゆったり描きたかった場面もありますが、とにもかくにも無事に着地だけはしました。

それでもあきらめがつかなくて、最終回を提示された時「わかりました、いったん畳みます」と担当さんにはいったけれど、絶対続きがやりたかったので、「いったん」という言葉を使った自分に凄い執着を感じました。
だけど、完結した以上すぐ次の物語に全力投球しなくてはいけないし、過去はほぼ振り向かないので次第に花修羅は忘却の彼方に流れてゆき、
「1型」シリーズや「炭に白蓮」、ハーレクインを描いてるときは目の前の作品のことしか考えませんので、さすがに花修羅完結5年後くらいには
「続編とかもう絶対無理っすよね」と踏ん切りがついたのです。掲載誌も
休刊になり、自分の立場も流れゆく流氷に乗ったエゾシカみたいになっておりましたし。

でも、電書バトさんの個人フェアで花修羅をたくさんの人が読んでくださったこと、そして「分冊版の個人配信」というスタイルを知った時、「私もやってみたい」
「やるなら花修羅しかないな」と自然に思いました。自分の年齢的に
画面の難度、書き込みの多さ、ハードな展開をシリーズで気が済むまで描くには、もう1日でも早い方がいいなと感じていました。今からしか間に合わない。

電子分冊版の配信ペースは速いので、まずは描き貯めをしようと試みましたが完結して8年もたってるので、カンが戻らずキャラがわかんない!
なので全8巻を読み返し「お…思い出した!!そうだ、こういうことがあった」「こういうやつだった!」「わ~凄いわ~こんなモブ自分でも描いたんだ~」と3日くらいのめりこみ、「子供のことは親の私が一番わかってます!」みたいな場面をドラマとかでよく見て、んなことあるわけないだろwと鼻毛を抜きながら思っていたのに、まさに私は親という立場に胡坐をかいていたんだわ!!とバックにベタフラが飛びました‥‥。

ともかく、花修羅は私の手に戻ってきた・・・・。
だけど完全新作と思って挑まなければ。
運命だと思ってやってみます。
何回まで続くのかわからないですけど、進むのみ。
明日から本格的に宣伝をいたします。

ではまた。



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