見出し画像

銘柄分析!三菱商事(8058)

こんにちは。
しがない個人投資家です。
日々、株式投資の勉強しております。

せっかく勉強したけど、
何も書き留めずだともったいないと思い、
noteに残しておこうと思います。


今回は、
三菱商事について、
書いていきたいと思います。


事業内容

三菱商事は、日本の三菱グループの中核企業の一つで、総合商社として世界中で事業を展開している会社です。三菱商事は、自動車、重工業、化学、エネルギー、食品、金属、鉱物、機械、電子機器など、様々な産業分野で事業を行っています。また、投資や金融なども手がけています。三菱商事は、世界中の企業とのパートナーシップを築くことで、グローバルなビジネス展開を行っています。

以下に、三菱商事の主な事業内容について、詳しく説明します。

  1. 自動車部品・自動車販売事業
    自動車メーカーとして有名な三菱自動車工業の株式の約20%を保有しています。そのため、自動車部品の製造や自動車販売にも力を入れています。自動車部品に関しては、三菱自動車工業や他の自動車メーカーに対して供給しています。また、自動車販売については、海外でも事業展開しており、特に東南アジアを中心に販売網を持っています。

  2. 重工業・機械製造事業
    船舶、飛行機、エネルギー機器、産業機械などの重工業製品や、医療機器、自動車部品、半導体製造装置などの機械製品を製造・販売しています。また、技術力を生かしたエンジニアリング事業も手掛けており、世界中でインフラ整備などのプロジェクトに参加しています。

  3. 電子機器・通信機器事業
    液晶テレビやエアコン、LED照明などの電子機器や、通信機器を製造・販売しています。また、スマートフォン向けの半導体やセンサー、ディスプレイパネルの素材など、様々な分野の電子部品も取り扱っています。

  4. 鉱物資源開発・販売事業
    鉱物資源の探査・開発・販売にも力を入れています。主に銅、石炭、鉄鉱石、ニッケル、アルミニウム、ウランなどの鉱物資源を扱っており、世界中の鉱山プロジェクトに参加しています。

  5. 石油・天然ガス開発・販売事業
    石油・天然ガスの探査・開発・生産・販売にも取り組んでいます。特にLNG(液化天然ガス)の分野では世界有数の地位を持ち、LNG生産事業者であるQatargasや、オーストラリアの大規模LNGプロジェクトに参画しています。また、天然ガスの輸入にも力を入れており、日本における天然ガス市場の安定的な供給に貢献しています。

  6. 化学品・繊維原料製造・販売事業
    石油化学品や合成樹脂、繊維原料などの製造・販売も手掛けています。特に石油化学品の生産・販売に強みを持ち、世界中の石油精製所や化学品メーカーと提携しています。

  7. 食品・農産物加工・販売事業
    日本の食品メーカーと提携して、食品加工・販売事業にも力を入れています。特に、世界中の養鶏事業者との提携により、鶏肉の生産・販売を行っています。また、農産物の輸入・加工・販売にも取り組んでおり、日本国内の農業生産者との取引も行っています。

  8. 金属加工・販売事業
    アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレスなどの金属製品の加工・販売も手掛けています。また、鉄鋼原料の調達・販売にも取り組んでおり、日本をはじめとする世界各地の鉄鋼メーカーとの取引も行っています。

  9. 投資・金融事業
    自社の事業のほか、世界中の企業への投資や金融サービスの提供も行っています。


株主還元(配当金と自社株買い)について

株主還元とは「株主に利益を還元すること」です。
具体的には主に以下の3つがあります。

  1. 配当金
    企業が株主に対して配当金を支払うことで、
    直接的に株主に利益を還元する方法です。

  2. 自己株式の取得
    企業が自社の株式を買い戻すことで、
    株主に対して株式価値を上げることができます。

  3. 株主優待
    株主に対して商品割引やサービス特典などを提供することで、
    株主の利益を増やすことができます。

1.配当金の推移

三菱商事の配当推移

上記が配当金の推移です。
過去10年間を振り返ると2016年に減配がありましたが、それ以外の年は配当金を上げてきているようです。一方で2021年は配当性向114%と業績が悪い中、しっかりと配当金を2円上げてきたのは好感できますね。

配当性向について詳しくは下記の記事に纏めてますのでよくわからない方はどうぞ。


2.自社株買い

三菱商事の自社株買い纏め

配当金だけではなく、自社株買いも力を入れているようです。

3.株主優待

株主優待は無いようです。

株価推移について

三菱商事の株価推移

上場した2001年から振り返ると、
最も安かったのが680円くらい。
最も高かったのが5,100円くらい。

直近で上場来高値を取ってきており順調に株価をあげているようです。

個人的考察

ここからは、
しがない個人投資家の
しょうもない考察になります。

ここで書くことは、
「買う」「売る」ということを
推奨するわけでなく、
一個人が思ったことを書きます。


まず株主還元について、
とても良いと思います。

三菱商事の中期経営戦略を確認したところ、配当性向を30%~40%の水準で株主還元してくれる方針のようで、累進配当の制度をとっているようです。2021年のコロナショックで業績が悪い中でも配当金は下げ無かったのは累進配当を宣言しているだけあって、意地でも配当金を下げなかったようですね。

配当金狙いの投資家にとっては安心して投資できると思います。

三菱商事の中期経営戦略を貼っておきます。

三菱商事の中期経営戦略2024の抜粋


次に業績について、
正直、三菱商事は色々なことをやっていて事業内容が良くわからないのですが、金属資源の業績が好調のようですね。

2023年第3四半期の決算説明会資料の抜粋
2023年第3四半期の決算説明会資料の抜粋


金属事業の詳細を確認したところ「豪州の原料炭事業の持ち分利益が増加」となっていました。これも詳細は良くわからないのですが、一過性の損益に計上されてないので今後も期待できそうなんでしょうかね。

2023年第3四半期の決算説明会資料の抜粋



株主還元が手厚い三菱商事ですが、事業内容が多方面にわたるので事業の全貌を把握するのがなかなか難しいと思いました。把握しても結局は何か1つの要因で業績が良くなることもなさそうですし、悪くなることもなさそうだなと思いました。つまり事業のリスク分散はできているということですね。

みなさんの投資判断のご参考になればと思います。



noteの内容が良かったらイイねボタン押してもらえると
note作成の励みになりますのでよろしくお願いします!

以上です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?