「チャート」についての簡単な説明 - First Checker さんからの指摘を受けて...

 「最近のnote、難しくてわからない」- 損切丸の投稿のFirst Checkerはうちの奥さんである。仕事をしていた時を思い出してくるにつれて、どうも書き方が専門的な方向に走っていってしまったらしい。反省、反省。

 First Checkerさんの意見を聞いてみると、最近「チャート」を貼っていろいろ書き出してからわかりにくさが増しているようである。そこで簡単に「チャート」について説明を試みてみようと思う。

 「チャート」とはある一定期間の値動きを線でつないで波形で示したものである。短期のデイトレーダーさんが使う物では1日の間の動きを示すチャートもあるし、長い期間の物では5年とか30年などというのもある。筆者は短期のトレードはあまり得意ではないので、長い期間の物をよく利用する。

 最近いろいろなチャートを添付したが、見て欲しいのはその波形の形状の違い。何となくで全然構わないのであるが、絵や模様を見る感覚で、ああ、この線は今後上に行きそう、下にいきそう、と感じて頂ければ十分。

 それでは最近貼ったチャートの中で波形/線が上にいきそうな例 ↓ 。よくあるパターンが時間の経過と共に下値が徐々に切り上がっている

  ↓ そして、今後も横這いに動きそうな波形。

  ↓ 最後に、何となくまだ下がりそうな波形。こちらは時間の経過と共に上値が徐々に切り下がってきている。

 NYダウと日経平均、韓国株式指数(KOSPI)の3つであるが、この3つを単純にチャートだけで投資対象の人気アンケートを取ったら、①NYダウ、②日経平均、③韓国株式指数の順にならないだろうか。(まあ②や③を選ぶ人もいるかもしれないが)損切丸がチャートを貼って言いたかったはその程度のことなのである(笑)。

 それから「ゴールデンクロス」を引用したことがあるので軽く説明を。チャート分析をする時によく用いるのが「移動平均線」という手法であるが、これは取引価格を5日とか、25日、75日などで平均値を出し、それをチャートの波形にしたものである。これによって売買の短期の動向ともう少し長い期間での平均的な動向の差を示し、今後の動きを分析する為の手法。

 「ゴールデンクロス」とは短い期間の移動平均線が長い期間の移動平均線を上回る、あるいは下回る現象を指し、今後の方向性を示す1つの指標として用いられている。

 7月23日の投稿では、日経平均の25日線が75日線を追い越す、「買いサイン」の例を示したが、チャートではこうなっている。↓

 より短期の25日移動平均(紫)が長期の75日平均(オレンジ)を上回ることにより、現在の買いのエネルギーが過去より強まっている、と解釈される。ゴールデンクロスを境に相場が大きく動くことが多いので、割と注目されている指標の1つだ。

 「お金のマニュアル」からスタートした「損切丸」としては、それほど相場に詳しくない方(含. First Checker)、あるいは投資を始めようとしている方を大切にしようと思っているので、折に触れてこのような「解説note」も加えていきたい。(チャートに詳しい方には言わずもがなの説明になってしまったが、ご容赦を。)

 さて、我が家のFirst Checkerさん、納得してくれるかなあ(結構厳しいのです)。初心忘るべからず。

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