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「損切丸」 ー 中国編

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アメリカとの覇権争いの中、ますます存在感の増している「中国」。ここでは中国国債など限られた情報の中、「資金繰り」状況などについて考察を加えてみる。
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#日銀

”棚からぼた餅” ?-「利下げ」大歓迎の株式市場

 米ISM製造業業況指数の予想を上回る低下(@47.8 < 予想@49.5、前月@49.1)を見ると「イン…

損切丸
2か月前
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ECB「利上げから一抜けた!」- 「インフレ」抑制の役割は日銀に交代?

 昨日(1/25)金利を据え置いたECBだが、理事会後のラガルド総裁の発言がマーケットに波紋を…

損切丸
3か月前
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続報:中国に異変? 着実に進む「お金」の「中国離れ」。

 ↑ 標題にブルームバーグ社の "Dragon China Index" チャートを引用させて頂いたが、何と20…

損切丸
2年前
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中国に異変? 急落・低下に転じる中国株・中国国債金利。

 3/14 ハンセン指数が▼1,000.ー以上下げ(▼5%)、@19,500.ー 台に急落、上海/深圳CSI300も…

損切丸
2年前
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どこまで上がる? 米国債金利。

 2/10(予定) 1月米CPI 予想 +7.2% 前月 +7.0%  米雇用統計を通過して次の注目指…

損切丸
2年前
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「市場との対話」の ”ノウハウ” 。 ー 直近のFRBメンバーの発言から。

 中国は旧正月を迎えアジア市場は一休みといったところだが、欧米市場はまだまだ元気一杯。FR…

損切丸
2年前
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「どうせ戻るでしょ」 相場の終焉。 ー 2年米国債は@1%越え。

 「損切丸」が主に担当していた「短期金利」は妄想や妥協を許さない ”リアル” の塊。特にインターバンク(銀行間)は各行の「資金繰り」が激しくぶつかり合う、あまり誤魔化しが効かない世界だ。短期金利に属する1~2年国債は、「利上げ」「利下げ」等金融政策の影響をもろに喰らう。その2年米国債がついに@1%を超えてきた。  2020年3月「コロナ危機」以降「ゼロ金利」で推移してきたFRBの政策金利が、 ”リアル” に動き出す時が近付いている。この@1%越えは①1/26に+0.25%利

「不良債権」と「通貨高」の狭間。 ー  日本の "バブル崩壊" の教訓。

 中国 10~12月 GDP(年率)+4.0% 予想 +5.4% 前月 +4.9%       12月 鉱…

損切丸
2年前
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「俺たちは "低金利" "過剰流動性" が好きなんだ!」

 また ”デジャブ” である。ショート(売り=金利上昇)で突っ込んだ金利市場に2021年の "悪…

損切丸
2年前
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消えゆく「マイナス金利国債」Ⅲ ー 「3度目の正直」? 欧州国債がマイナス金利脱…

 消えゆく「マイナス金利国債」Ⅱ ー マーケットを追認する「金利上昇」 。|損切丸|note…

損切丸
2年前
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山火事を消せ! -「インフレ」 vs "消防士" FRB。

「早く消防車を呼んで大量放水しろ」 ≓ 「3月から+0.25%ずつ "利上げ" でなんて呑気なこと…

損切丸
2年前
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「金利」が示す「お金」の余り具合。

 ここ数年の「金利市場」を見て、日米欧中を人に例えると ↓   中国 ー 怖いもの知らず…

損切丸
2年前
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価格統制力を回復する「供給側」 ー 「お金」だけが "供給過多” のまま。

”11月の半導体のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)は約22.3週と、前月から4日…

損切丸
2年前
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"上" が詰まっている相場。ー 上がりきらない「金利」と「株価」。

 どうも米国債の「金利」が上がりきらない。  技術的には「利上げ局面」の「金利市場」 ー 「キャリー収益」と「MTM」(時価評価)のせめぎ合い。↓ (11/5)が大きい。  金利や国債トレーダーは専門用語として「イールドが下ってくる」「ロールダウン効果」という言い方をするが、現在の「利上げ局面」のような "順イールド" (期間の長い金利>短い金利)の状態だと、日が経つ毎に国債や金利スワップの「MTM」(時価評価)の金利が下がってくる。  例えば米国債1年は@0.15%、