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「損切丸」 ー 中国編

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アメリカとの覇権争いの中、ますます存在感の増している「中国」。ここでは中国国債など限られた情報の中、「資金繰り」状況などについて考察を加えてみる。
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2021年11月の記事一覧

物価も賃金も上がる「アメリカ型」と、どちらも上がらない「日本型」はどちらが幸せな…

 アメリカの長期金利が上がらない。  元・金利トレーダーとしてずっと気になっているが、CP…

損切丸
2年前
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"上" が詰まっている相場Ⅱ。ー  "弓" を引くのは「パンデミック」か、「インフレ」…

 11/19 "上" が詰まっている相場。↓ の続編として。  「どうせ高値からの ”調整” のた…

損切丸
2年前
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米国債の "強烈なベアフラット" が暗示する「アメリカの未来」。

 パウエルFRB議長の再任が決まった。米株式市場はこれを "好感" して一時上げに転じたが「ど…

損切丸
2年前
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"上" が詰まっている相場。ー 上がりきらない「金利」と「株価」。

 どうも米国債の「金利」が上がりきらない。  技術的には「利上げ局面」の「金利市場」 ー …

損切丸
2年前
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次から次へと出てくる「インフレの証拠」。ー それでも ”物価は上がるが金利は上が…

 ①中国 10月生産者物価指数(PPI、年率)+13.5% (予想)+11.7% (前月)+10.7% 消費者…

損切丸
2年前
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米国債市場からのメッセージ ”物価は上がるが金利は上がらない?” 。ー 「インフレ…

 どうやらウォール街は本気で「キャリー取引」による収益拡充を狙っているようだ。前稿にも書…

損切丸
2年前
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「株」と「金利」の ”シーソーゲーム”。- 投資の「桃源郷」はいつまで続く?

 「なるほど、そう来たか...」  昨日(11/5)の米国債のラリー(買い相場)を見た感想。FOMC=「テーリング」という一大イベントの通過である程度の買い戻しは想定していたが、ここまで金利が低下するとは...。10年米国債はあっさり@1.50%割れ。  折しも当日発表の10月米雇用統計 ↓ が強い内容で、教科書通りなら金利は上昇してもおかしくなかった。  非農業部門雇用者数 +53.1万人 予想 ▼5.4万人 前月+31.2万人←19.4万人  失業率 @4.6%