Montreal Cognitive Assessment (MoCA) XpressO: Validation of a digital self-administered cognitive prescreening tool

背景
高齢化と新しいアルツハイマー病治療の登場により、認知機能検査需要が高まっている
XpressOは、主観的・客観的認知障害者を区別するための自己管理型デジタル認知プレスクリーニングツール
MontrealCognitiveAssessment(MoCA)に基づいて開発

方法
前向き検証研究
記憶力と遂行機能を評価するタスクで構成
デジタルMoCAをゴールドスタンダードとして検証
118名からスクリーニング、88名が適格、86名を分析対象(平均70.34歳)
ロジスティック回帰モデルを構築
感度、特異度、AUC(曲線下面積)で精度評価

結果
XpressOの記憶タスクスコアとMoCA記憶指数で強い相関(p<0.001)
XpressOサブテストスコアとMoCA総合スコアで強い相関(p<0.005)
MoCA成績予測AUC=0.845

正常/異常MoCAスコア分類の2つの閾値
カットオフ72で感度91%
カットオフ42で特異度90%

結論
デジタルMoCAと比べ高いAUC、感度、特異度
更なる臨床評価が必要な人を特定可能
効率的なプレスクリーニングによる待ち時間短縮と負担軽減が期待できる

制度が高いため、今後の日本にとっては需要が高そう。
そのうち日本版がでそうな予感。

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