🇺🇸アメリカ株は割高なのか?

「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」内の名物コーナー【プロの眼】を見た感想を書きます。
コーナーの解説者はSBI証券の北野一さんで『アメリカ株は「割高」か』という内容で非常に興味深く、多くの学びがある内容でした。

結論:アメリカ株は「割高」

・アメリカ株をイールド・スプレッドで確認すると割高水準
・現在の金利3.75%に対して株価はかなり割高と言える
※2022年以降の平均指数で判断

そもそも、イールド・スプレッドとは

・長期金利から株式益回りを引いたものをイールド・スプレッドという
・10年債利回り − 株式益回り(益利回り)
・一般的にはこの値が小さいほど株価が割安、大きいほど割高とされる
・但し、イールドスプレッドは万能な指数では無く金融相場の時に使用

株式益回り(益利回り)とは

・一株当り利益(EPS)を株価で割って算出(PERの逆数)

金融相場とは

・金融相場では、金利と株式益回りは同じ方向に動く
・金利が上がる、株価が下がる=株式益回りは上昇
・金利が下がる、株価が上がる=株式益回りは下降
・一方、業績相場は、金利と株式益回りはそれぞれ逆の方向に動く
・今は金融相場の入り口なのでイールドスプレッドが使える
・金利と株式益回り、それぞれの伸び方のスピードを注視する必要がある

物価に関心が集まる時期は『金融相場』

・金融相場は、株価が乱高下する
・一方で業績相場は、物価が安定している
・金融相場では、物価と金利が重要な指数となる

いつまで続く金融相場?

・消費者物価指数の目標値が2.0%に対して、現状5.6%
・まだまだ目標には遠いので一喜一憂する相場が続く見込み

今後のアメリカ株の動向

・現在のアメリカ株は自国以外の外的要因で上げている部分もある
・今の金利と株価から考えると約10%前後の調整があってもおかしくない
・金利がもっと上がる場合はさらなる株価調整も視野に入れる必要がある

感想

・SBI証券の北野一さんのお話には説得力があった
・しっかりデータに基づいて解説して頂き腹落ちした
・確かに消費者物価指数の目標値2%にはほど遠い
・現実をしっかりと見て、機械的にINしていきたい
・北野一さんのお話は、非常に勉強になるお話だった

出所

・Newsモーニングサテライト(モーサテ)

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