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#011 キャリアが途絶えてしまうと考える人

責任ある仕事を任せてもらえるようになる頃と重なりがちな結婚・出産期。仕事が楽しい、順調と考えているほど、そのキャリアが途絶えてしまうことに不安が募っていく・・・。

でも子育ては本当にキャリアを途絶えてしまうことにつながるのだろうか?

私の居場所でもある「働くということ」

「子どもは欲しい、でもすぐに職場復帰したい」

最近そのような相談を受けることがありまして・・・。

相談者の方それぞれ少しずつ相談内容は異なりますが、でも決して子どもが嫌いというわけではないんですよね。


でも

今まで責任ある仕事を任せてもらえていた

会社から頼りにされていた

そのような「働く私」を認めてくれていた、頼りにしてくれていた「会社という居場所」との関係性が薄れていくことに不安を感じる方もいます。


仕事ができるから必要とされていた

ブランクが生まれると、新しい仕事についていけない

それは必要とされないのではないか

会社に居場所があるのだろうか

そのような不安が押し寄せてきてしまうのでしょうね。


だから、出産後すぐに復帰するためのキャリアプランを考える人がいるのでしょうね。


半分幸せ。もう半分は・・・

出産後、頃合いを見計らってキャリア面談をおこなうのですが、産休前にキャリアカウンセリング相談した時と心境が変わることはよく起こります。

「実際に子どもの顔を見て、子育てをはじめてみたら楽しくてしょうがない。だからもう少し復帰は後にして、今にしかできない子育ての時間を大切にしたい」

と幸せそうな表情でお話しされる方もいます。


他には

「子どもは好きだし、子育ても大変だけれど幸せだな、と感じてはいるけど・・・。女性としては半分はすごく幸せだけど、もう半分は置き去りな部分もある気がしている」

という方もいらっしゃいます。


バリバリ仕事をしていた過去のキラキラしていた私と

大変だけど楽しく子育てしている幸福感溢れる私。

どちらも必要、どちらも得たい、そんな印象なのでしょう。

きっとどちらの私も、「私らしい」生き方(キャリア)です。

今まで大事だった「仕事の顔」の他に、大事にしたい「母親の顔」が増えたことで、今までの「顔」を見せる機会がないことに喪失感を持っているのかもしれません。

でも「母親の顔」は満たされているから「半分は幸せ」という表現なんでしょうね。

母親という新しい顔を持つこと

「母親の顔」を持つことで、キャリアは途切れてしまうのか?

本来キャリアとは、人生そのものを意味しますが、世間でいうキャリアは「働くこと」「仕事」をイメージすることが多いです。

産休・育休を取得することで、「キャリアが途切れてしまう」と思う傾向が強い方は、「キャリア=働くこと、仕事」の印象が強いのでしょう。

でも「母親の顔」って誰にでもできることではないので、それって強力な経験・スキルになると思いませんか?

私は子どもがいないので、「母親の顔」がどのようなものかわかりません。

友達の子どもや、甥っ子姪っ子と遊ぶことはありますが、決して「母親の顔」になれることはありません。

母親には、母親にしかできない「顔」があり、それは大きな経験・スキルになります。

✔誰よりも時間をムダにしない

✔複数のことを同時に処理していく能力を持つ

✔周りのものごとを敏感にキャッチできる

このように子育てをしている幸福感を感じている時間の中でも、仕事の関わる大事な能力は育んでいます。

もちろん、世の中の流れの変化により、復帰後に新しい学びやシステム変更により覚え直しをしないといけないこともあります。

でも、「母親の顔」の価値観のもとで過ごした子育て期間というキャリアは、きっとその後の働く人生・キャリアにつながっていきます。


子育てでキャリアが途絶えてしまう・・・

そう思うより

子育てで「母親」という役割・顔が生まれ、キャリアを築けている

と考えてみてはいかがですか?


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