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花嫁はお風呂で死を迎える

呟いた言葉が体内から分泌される
までは待ってないと私は行けない子
なってしまう。なってしまう。
荒削りな美しさを手にして
滲んだ空を掻き回して
まだ側にいたいと思ってたあの頃は
未だに満たされない。
寝ても覚めても誘惑に襲われる襲われる。
路地で落ち込んでいる人が居た。
通り過ぎる私の顔を見たその人は
私の面影の思い出信じていた。
赤い涙を流す。流した跡の松の木は
風も吹いていないのに揺れ動いた。
ツインテールの日に私はポニーテールにした。
苦い髪の繊維から逃げていくる私の思い出
二度と手放さない明けが来ても。
家具を両手で動かす。
誘拐された私の心はまだ帰ってこない
返ってこない知らせが鳴る。
電車の中は渋滞している。
水を並べた時並行する黒色の全身が
並んで全ての物をレースに変えたい
また途中だけど今までの思いをレースに込める。
束からまた道を限りなく細消して。
二度と口出し出来ないのに西から訪れる風が
誤っているように見える。
大きなゴミ箱に入った人の生地を速やかに
謝っているように見える過去の存在
レースは私の軽快に踊らせ瞳の奥を撫でる。
様に死体をすみっこにやって
電車の文字のマスクをかける。
人を感じた歴からはみ出すレースが
逃げ出した後のまつりを対応するように
改めて私の腕を伸ばして袖を通す。
レースは私の髪を撫でているから
マスクに付けても良いと思った感覚を
又腕を伸ばしてる。
爪を切った後の五月雨を飛ばして
理不尽なふりをして爪から出てきたレースを
指で摘んでつまみを口へと持っていった。

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