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転職して思うこと

以前の職場は紙の書類がほとんどだった。会議のときなんか20~30枚くらいの束の資料がダブルクリックに挟まって配られた。
部署内の連絡事項は回覧板を使用していたし、上長の印鑑をもらいに何度も出向くことがあった。
退職するときは紙の資料の処理にかなり時間を要した。

それが今の職場では紙はほとんど使わない。
ファイルも付箋もクリップもない。
みんなノートパソコンを持って歩いている。打ち合わせや席が離れた人との相談はノートパソコンの中の資料を使用する。
離れた場所の人々との打ち合わせはオンラインでスマートにやっている。
これは平成の初期から一気に令和の時代にやってきたようだった。

また、カタカナだったり、アルファベット3文字の聞き慣れない言葉が飛び交っている。
会議をスキップする、エスカレ、インライン、フィジビリ、フィックスなどなど。
一般的に使われる言葉は、分からないときに調べることができる。
でも、会社独自の言葉を略して使用していることも多く、内心戸惑っているものの年長者なのでなかなか聞くこともできない。
メールの中にも初めて見る単語が複数あると、タイムスリップしてきたような気持ちになる。

こういうことを知れただけでも転職した甲斐がある。
知らない世界を知ることは面白い。
以前の職場には雑談から真剣な話までできる同僚たちがいて居心地がよかった。10年以上勤めていたので、困ることはないし、まわりから頼りにされていた。
それを失って転職したからには、自分の知らないこと・できないことを知り、バージョンアップしていきたい。


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