自分の願いを口にできないのはなぜだろう
大晦日のぼんやりとした時間になんとなく見た『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』という映画。
存じ上げなかったのですが、この映画は同名のアニメの総集編的作品とのことです。
総集編とはいえ、前知識がなくても楽しめる作品でした。
あらすじは、北宇治高校の吹奏楽部に入部をした主人公の黄前久美子が中学時代の同級生、高坂麗奈と再び出会い・・・というものです。
冒頭の台詞は、物語の終盤での黄前の心の声です。
よく聞くような台詞ではありますが、新年を迎えるにあたってタイミング的にも印象に残りました。
私達は子どもの頃であれば、「プロ野球選手になりたい!」「ケーキ屋さんになる!」など、夢や目標を口にする機会が多かったと思います。
それがいつしか、周りからの言葉や、自分と他人を比較して、夢や目標、願いを「現実的なもの」にしたり、口にしなくなったりしてしまいます。
「現実を見る」といえば聞こえはいいですし、それが「大人」なような気がします。
それを納得していればいいのですが、心の奥底に「本当の自分の声」を押し込めてはいないでしょうか。
あまりにも長い間、押し込めていて、本当の自分の声が聞こえなくなってはいないでしょうか。
なにもいまからプロ野球選手を目指したり、ケーキ屋さんを開業したりということを言いたいのではなく、それらをとおして、自分はどうありたかったのか、なにを手にしたかったのか。
その声を今一度、耳を澄ませて聴いてみてはどうでしょうか。
そんな考えて伝えてくて、今年の一番初めにこの文章を書きました。
誰かに伝えたいという思いではありますが、その最初の「誰か」は自分です。
自分の願いを口にできないのはなぜだろう
他者を優先してしまい、自分の願いをついつい後回しにしてしまう方。
そんなあなたに寄り添える人でありたいです。
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