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「視座」の変容①‐イノベーションが起こるときに“内面”で起こること‐
(かなりマニアックな文章です。)
〇イノベーションが起こる前段階での内面の変化
7月21日、おかげさまで所属する法人の取組がNHKかんさい熱視線において放映された。
今回の取材の受入から放映に至るまでにもこれまでのようにイノベーションが起こるときと同じような現象が起こっていた。そこで起こったことをいつもSVしてくださっている方に深めていただく中でより学びとなった。
まずは内面での変化が起こり、「日常の小さな枠組みにとらわれる自分」から「社会全体に何を届けようとするのか?というより広い枠組みの自分」にシフトし、切り替わると同時に様々な必然がめぐりはじめ、最終的にイノベーションとして広がっていく。それは「U理論」で言われるプロセスと重なる。(長くなるのでU理論については省略)。
おもしろいのは、小さな枠組みの自分にとらわれている段階ではイノベーションは起こらず、枠組みが全体へとシフトした時に必ず起こる。
〇シフトチェンジを促した2つの出来事
今回はそのきっかけを事業に携わってくださっているベテラン保育士さんの「相当忙しいと思うけれど、悲しい虐待が減っていくためになんとか取材を受けてあげてほしい。」という言葉と取材が一度保留になり、本決まりになるかどうかを待っているタイミングの中でシフトチェンジが起こった。
その二つの出来事を通して心の内面に深くおりていき、小さな枠組みの自分が壊れ、「今ここで自分には社会全体に何が届けられるのか」というシフトチェンジが起こった。そうすると、今ある現実、実際に行っている事業のなか、関わってもらっている“人”で、どの部分の何を撮って社会に発信してもらうことで社会全体の助け(一助)へとつなげるのか? その後の行動は一貫してそのことを基準に動くことになった。そして、今回はこの部分に脚光が当たることが必要だと判断し自らは影に徹することにした。その時の自分自身は私であって私でない感覚。自らは"自分を一部残しつつ”も空の筒のような感覚となり、何か大きな流れによって動かされていく。その感覚は旅の中での最も過酷な場でダンスをしているときと同じ感覚。
非日常と日常の双方を行き来しながらビジョンを日常へと着地させていく。
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