好きな音楽について

ハンバートハンバートの音楽を聴いていて、フォーク音楽の情感、切なさ、貧乏な中生きる等身大の人間のあり方みたいなものに共鳴する。

フォークといえば高田渡の生活の柄、アルコールに飲まれて舞台上で眠る高田渡の姿に何かひきつけられる気持ちはいったいなんなのかよくわからないが、確かに惹かれるものがあるのだ。



一方で静かな夜のビートという感じの洒落た音楽も好きだ。yogee new waves のclimax nightなんてエモエモだし、最近の曲だと佐藤千亜紀のS.S.Sも好き。


ハンバートのフォーク以外の重要な要素のアイリッシュ音楽も好き。

例えばo'carolan のsi bheag si mhor(シーベッグシーモア)

これはたまの知久寿焼もギターでカバーしている。非常にうまい。


そして最近のハンバートの曲。岬。爽やかなのに切ない。



最近の宇多田ヒカルの曲もなんだか自分や他人を本当の意味で大切にしようとしている姿がいい。音楽的にすごいのはわかるけど私には論じる術なし。ホラン千明と村上君がNHKのSONGsでインタビューしていたが、音楽はやはり定型とは異なりそうだし、BPMも曲中に変化していたりするらしい。宇多田ヒカルも言語化していなかったけど、言葉にならない範疇で表現したいことが出ている模様。

こんな具合だから、自分が好きな音楽が何かとか、ファンが何かとか言われてもうまく答えられない。だからそれぞれのアーティストがめちゃ好きな人には気圧されてしまうんだけど、でも好きなのは確かなんだよなあ。