ハンバートハンバートの「ふたつの星」の感想
星と人間を重ねて捉える視点は、柴幸男、ままごとの演劇「わが星」を思い出させた。10年以上前、大学時代に演劇をやっていてこの芝居の虜になったのだった。ままごとのこの演劇は、日常的と宇宙のスケールが音楽的なリズムの中で統合されていた。口ロロ(くちろろ)のビートに乗せて進むこの演劇は、無(転じて有)、始まりと終わり、関係とひとりぼっち(孤独)、希望と悲しみ、時間と空間に想いを巡らせるものだった。内臓感覚を思い出す。
ハンバートの新曲は「わが星」ではなく「ふたつの星」だ。ふたつの星